ジャパンプール最高峰の大会は11月18日に開幕
第57回寬仁親王牌 全日本選手権国際オープン@尼崎・あましんアルカイックホール・オクト
『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)の2024年シーズンを締めくくる、ジャパンプール最高峰のビリヤードトーナメント『第57回寬仁親王牌 全日本選手権国際オープン』。『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)と共催の歴史ある大会が、今年も11月18日〜24日(月〜日)の日程で、兵庫県尼崎市の『尼崎・あましんアルカイックホール・オクト特設会場』を会場に開催される。
会場となる『あましんアルカイックホール・オクト特設会場』
男女共催の国際オープンとして開催される今大会、男子テンボールはWPAランキング対象となっており、例年アジアを中心としてトップレベルのプレイヤーが多数参戦。女子ナインボールはランキング対象外の試合ではあるが、ここにも中国、台湾、韓国からの刺客が数多く出場する。
そして、今年これまで開催されてきた男子17試合、女子11試合のJPBAランキング対象公式戦計28試合の中で最も高いグレード「SG1」となっていることと、シーズン最終盤に開催されることから、その年の男女MVPとランキングが確定する重要な試合でもある。
コロナ禍での中止期間を経て4年ぶりの開催となった昨年大会は、男女ともにアジアのトップ勢が大挙出場した中で、男子は土方隼斗が準々決勝でヨハン・チュア(フィリピン)、準決勝でアロイシウス・ヤップ(シンガポール)と、ともにwnt.タイトルを持つトップスターを撃破し、決勝で惜しくも台湾の呂輝展に敗れたものの準優勝。
土方隼斗
台湾、韓国のトップ勢が強敵となった女子は、ともに準決勝で韓国勢を下した河原千尋と平口結貴が決勝に進み、最後の最後まで競り合う劇的なヒルヒル戦を制した平口が初優勝を果たした。
平口結貴
今年の大会についても、昨年と同様に海外からのエントリーも多数あり、開催要項と観戦チケット情報の発表に続いて、これから順次出場選手やトーナメント表などが発表される予定となっている。
男子については、WPA/ACBSのペナルティによって、wnt.メジャーイベント『HANOI OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(ハノイオープン)に参戦した245名が出場できない状況になっていることが気がかりの1つだが、この問題については、主催であるNBAとJPBAが、日本のプレイヤーを守り、国内での大会運営を円滑に行っていくことを前提に、WPA/ACBSへの対応にあたっているとのことだ。
なお、Billiard Web CUE’Sでは今年も、開催前から開催期間中、さらに大会終了後まで全日本選手権の様々な話題を随時お伝えしていくのでお楽しみに(昨年大会の詳しい情報はこちらから)