ジャパンプール最高峰の決戦は10時スタート!〜女子ナインボール〜
寬仁親王牌 第57回全日本選手権国際オープン@尼崎・あましんアルカイックホール・オクト
奥田玲生がワールドトップスターの1人、韓雨を撃破してベスト8進出
『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)の2024年シーズンを締めくくる、ジャパンプール最高峰のビリヤードトーナメント『第57回寬仁親王牌 全日本選手権国際オープン』。女子64名の出場者も23日にラスト8に絞られ、24日(日)10時から今年のチャンピオン決める最終決戦がスタートする。
23日の女子ナインボールは、昨年から今年にかけて大会数も増え、ベテランから若手までが切磋琢磨できる環境の中で力を付けてきたJPBA女子が躍動する結果となった。
まずはその中で長年にわたり日本のエースとして活躍してきた、昨年大会準優勝の河原千尋は、今回も盤石の戦いで決勝トーナメントに進出すると、1回戦(ベスト32戦)では村松さくら(FR:673)、2回戦では丸岡文子(FR:660)と、レベルアップを図ってきた後輩の壁となり2年連続でベスト8に進出。準々決勝では、女子ナインボール世界選手権2度の優勝を誇る劉莎莎と対戦する。
河原千尋は悲願の初優勝を狙う
今年ランキング対象公式戦3勝、直近の北陸オープンを制したJPBAランキング2位の小西さみあは、1回戦で府川真理を下すと、2回戦で女子ナインボール世界選手権を制している付小芳を9-6で撃破して、河原と同じく2年連続で最終日の戦いに進んだ。
今年積極的に海外戦を経験した小西は、勝てば全日本初制覇&今シーズン4勝目
その小西と準々決勝で対戦するのが奥田玲生。自身初のベスト8進出となった奥田は、今大会好調を維持し無敗で決勝トーナメントに進むと、1回戦で光岡純子、2回戦では自身の憧れの存在の1人でもある、現在の中国トップ2の一角で、女子ナインボール世界選手権を2度制している韓雨を撃破する素晴らしいプレーを展開している。
そして、ジュニア時代に奥田とペアを組みアジア選手権を制したこともあり、スヌーカー、チャイニーズエイトなど、種目を問わず海外戦にも積極的に参戦してきたルーキー、谷みいなも自身初のベスト8進出を果たしている。23日の決勝トーナメントでは、1回戦で栗林美幸、2回戦では昨年大会を制した平口結貴と、JPBA女子が誇るトップ勢を連続で下して準々決勝へ。ここで韓国のエースであり、ワールドトップスターの1人であるソ・ソアに挑む。
谷みいなは大舞台でプロ初勝利を狙う
決勝トーナメント2回戦で4名が勝ち残っていた強力な中国勢に対し、2勝2敗と五分に戦ったJPBA女子。そして、劇的な大逆転で初制覇に一歩近づいた土方隼斗を筆頭にしたJPBA男子。間もなくスタートする全日本選手権の最終日は、今年の国内最後のビッグイベントにふさわしい熱い1日となるだろう。
●女子準々決勝(対戦順)
河原千尋(JPBA/FR:748)vs劉莎莎(中国/FR:不明)
王曉彤(中国/FR:779)vsリー・ハーリン(KOR/FR:※546)
小西さみあ(JPBA/FR:676)vs奥田玲生(JPBA/FR:669)
ソ・ソア(韓国/FR:740)vs谷みいな(JPBA/FR:649)
大会公式facebook:All Japan Championship
大会ライブスコア:All Japan Championship 2024
大会ライブ配信:JPBA YouTube