ジャパンプール最高峰の決戦は10時スタート!〜男子テンボール〜
寬仁親王牌 第57回全日本選手権国際オープン@尼崎・あましんアルカイックホール・オクト
土方隼斗は劇的勝利で2年連続のベスト8入り
『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)の2024年シーズンを締めくくる、ジャパンプール最高峰のビリヤードトーナメント『第57回寬仁親王牌 全日本選手権国際オープン』。23日(土)に164名の出場者がラスト8に絞られ、いよいよ24日(日)10時から今年のチャンピオン決める最終決戦がスタートする。
23日、男子の戦いのハイライトは、11ラック選手の決勝トーナメント3回戦(ベスト16戦)、昨年大会決勝の再戦となった土方隼斗vs呂輝展(台湾/FR:794)。この試合は第13ラックを終わって3-10と、まさに絶体絶命のピンチに追い込まれた土方が怒涛の7連取で大逆転勝ち。逆に土方が8-4リードから5連取を許し9-11で悔しい敗戦を喫した昨年のリベンジを最高の形で果たした形だ。2年連続で最終日に勝ち残った土方は、3回戦で台湾のベテランで、ナインボール世界選手権2度の準優勝経験を持つ郭柏成(FR:785)を下した韓国のコ・テヨン(FR:767)と対戦する。
2011年のナインボール世界王者の赤狩山幸男は自身14年ぶりとなるベスト8に進出。これまで全日本選手権では2回のベスト4がキャリアハイの赤狩山は、1回戦で川端聡(FR:745)との接戦を制した後は、浜田宗一郎アマ(FR:※675)、台湾の劉運程(FR:757)を寄せ付けぬ戦いを見せてベスト8へ。準々決勝では、信頼性不足のため隠れFRランク1位だが、その数字通りの強さで勝ち上がってきた台湾の唐境霆と準決勝進出をかけた戦いに臨む。
(※は信頼性不足)
赤狩山幸男は今シーズン公式戦4度目のベスト8進出
地元であるスイスの6レッドスヌーカー王者であり、プール、キャロム、スヌーカーを全てプレーし、昨年からは積極的にWPA/ACBS、wnt.問わず海外戦に積極的に参戦しているジュリアン・セラディラは、決勝トーナメント2回戦で日本期待のジュニアプレイヤー、織田賢人(FR:※666)に4-7ビハインドから11-9と逆転勝ちすると、3回戦ではwnt.プロでもあり、昨年に続く自己最高位タイのベスト16まで勝ち上がってきた吉岡正登(FR:759)を中盤から引き離してベスト8進出。準々決勝では、2017年大会準優勝のジュンダル・メゾンと対戦する。
ジュリアン・セラディラは今シーズン、グランプリイースト第4戦で優勝
アマチュア選手として唯一ベスト8に進出したのが、これまでJPBA公式戦、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)公式戦にも積極的に参戦してきた沖縄トップアマの1人である宮城龍馬アマ(FR:※725)。1回戦で台湾のTsai Sheng-An(FR:不明)を11-6で下すと、2回戦では小川徳郎(FR:762)とのヒルヒル戦を制し、3回戦では今年グランプリウエストでベスト4、直近の北陸オープンではベスト16の成績を残しているルーキー田代亮太(FR:736)を11-8で破って最終日へ。準々決勝では今大会の出場選手中FRランクトップの呉坤霖に挑む。
宮城アマは海外勢、JPBAプロに3連勝して準々決勝へ
●男子準々決勝(対戦順)
ジュリアン・セラディラ(JPBA/FR:762)vs ジュンダル・メゾン(フィリピン/FR:800)
土方隼斗(JPBA/FR:798)vsコ・テヨン(韓国/FR:767)
赤狩山幸男(JPBA/FR:765)vs唐境霆(台湾/FR:※818)
呉坤霖(台湾/FR:811)vs宮城龍馬(アマ/FR:※725)
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大会ライブスコア:All Japan Championship 2024
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