JPBAの佐藤正行が大会初制覇
第40回ORC OPEN@大阪・マグスミノエ他

佐藤は、決勝でトップアマの1人、田中裕也を下して優勝
4月27日(日)、長い歴史を持ち、数多くのプロプレイヤーを輩出している『大阪ローテーションクラブ』(ORC)主催・主管、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)、JAPA関西の協力の下、ローテーションを種目に行われるプロも参加可能なオープン戦『第40回ORC OPEN』が開催された。
この大会はプロとAクラスが予選180点・決勝240点、女子とBクラスが予選140点・決勝180点のハンデ戦で、今回はJPBAプロ8名、アマチュア87名の計95名が出場。まずは16名枠×8組に分かれたダブルイリミネーションの予選が行われ、ここから勝ち上がった32名がシングルイリミネーションとなる2次予選を戦い、その後16名による決勝トーナメントが行われた。
プロ6名、アマ10名によって争われた決勝トーナメントを勝ち抜いて優勝を果たしたのは、JPBAの佐藤正行。佐藤は決勝トーナメント1回戦でローテーション巧者の1人である飯間智也(JPBA)を240-25で降すと、その後も浜田翔介、杉原匡とJPBA西日本のライバル達を撃破して決勝に進出。

大会ベスト4。左から3位タイ:杉原、準優勝:田中、3位タイ:木村、優勝:佐藤
もう一方の山から勝ち上がり、準決勝ではJPBAの木村裕次郎を倒して決勝に進んだのは、昨年は海外遠征も行うなど様々なカテゴリーのトーナメントに挑戦しているトップアマの田中裕也。プロ・アマ対決となった決勝は序盤から佐藤が226-23と大きくリードを取る展開となったが、ここから田中が猛反撃。
佐藤が6点を加えて232点とする間に一気に194点まで盛り返し、残りは⑫、⑬、⑭、⑮の4球。取り切れば大逆転勝利のシチュエーションとなったが、勝負球となった⑫を決めきれず、ゲームボールをしっかりと沈めた佐藤が初のORCオープンタイトルを獲得した(大会結果はこちら)。

ORCのメンバーは主催・主管として今年もスムーズな運営で大会を盛り上げた
写真提供:JAPA
大会アーカイブ動画:japa _Billiards