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NBAポケットビリヤードルールブック改定

2025.04.17

WPAルールに準拠した形で5月1日(木)より適用開始

日本のビリヤードを統括する『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)は、国内のプール競技についてのオフィシャルルール『ポケットビリヤード競技規定』を作成し、加盟競技団体である『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)は、時に独自ルールを併用することもあるが、基本的にこれに則る形でトーナメントを開催している。

その一方、世界のプールを統括する『世界プール協会』(WPA)が定めるオフィシャルルールは、NBAも準拠しながらワールドスタンダードとして機能しているが、近年ワールドプールシーンが活性化し、それに伴い新たなルールの追加や変更が多くなされていることから、今回、現行のWPAルールに準拠する形で、NBAポケットビリヤード競技規定の改定が行われた。

改訂版の競技規定は総則からボウラード競技規定まで14章に渡るもので、全文の中で変更、追加、修正点は赤文字で表記されているが、今回の主な変更点は以下の通りとなっている(NBAポケットビリヤード規定はこちら)。

●主な変更点
・第4章第2条 バンキング(WPAルール準拠)
・第5章第3条 プレーヤーズレフリー(WPAルール準拠)
・第6章第11条 ミスキューにより手球が的球を飛び越える(WPAルール準拠)
・第7章第8条 動画撮影による判定(大会毎に採用、不採用を選択)
・9ボール、10ボールでの「ランダムラック」の追加。従来の「パターンラック」での大会開催も選択可能(WPAルール準拠)
・手球が第1的球と第2的球とほぼ同時に当たった時 改定ルール :どちらが先に当たったか判断出来ない場合は最少番号に先に当たったと判断する。(WPAルール準拠)

なお、改定されたルールについては、原則として5月1日以降のNBA公認試合で適用されるが、NBAによると、適用開始時期については大会主催者に一任するとのことだ。

これから国内のスタンダードとなるこのポケットビリヤード規定、Billiard Web CUE’Sのルールページにもアップされているので、今回の変更点を含め、プレイヤーの皆さんも5月以降に備え、時間のある時に一度じっくりとチェックしてみてはいかがだろうか。

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