優勝はオランダ、梅田竜二&宮下崇生は12位で大会終了
37th World Championship National Teams 3-Cushion@ドイツ・フィアゼン

世界選手権5度制覇のディック・ヤスパース(左)擁するオランダが戴冠
3月13日(木)に、ドイツ・フィアゼンを舞台に開幕した国別代表選手2人1組のチームマッチでスリークッション世界一を争う、『World Championship National Teams 3-Cushion』(3クッション世界選手権 国別対抗戦)が16日に全日程を終了し、決勝戦でベトナム(バオ・フォン・ビン&トラン・クイェット・チェン)を降したオランダ(ディック・ヤスパース&ジャンポール・デブルーイン)が7年ぶり4回目の優勝を果たした。

4日間に渡る戦いは歴史あるコンサートホールでもある『フェストハレ・フィアゼン』で開催された
今大会に日本からは『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属の梅田竜二と宮下崇生のペアが出場。今大会直前の3月10日(月)に決勝戦が行われた『第82回 全日本スリークッション選手権』で4連覇&通算7度目の戴冠を果たした梅田と2022年から3年連続でJPBF年間MVPを獲得している宮下のペアは昨年大会で3位タイに入賞していたが、今回は惜しくも予選リーグ突破はならず出場16ヵ国中12位の成績で大会を終えている。

梅田竜二

宮下崇生
予選リーグを突破した8チームによる決勝トーナメント1回戦(準々決勝)からは、オランダ、ベトナム、ベルギー、トルコの4チームが準決勝に進出。第1試合となったベトナム vs ベルギーは、昨年大会優勝ペアのバオ・フォン・ビンとトラン・クイェット・チェンがそれぞれペーター・クールマンに40-20、ローランド・フォルトムに40-28で勝利して2年連続のファイナルに進出。
第2試合は、スリークッション世界選手権を5度制しているオランダのディック・ヤスパースがトルコのベルカイ・カラクルトに32-40で敗れたものの、ジャンポール・デブルーインがウフク・カプスズに40-26で勝ち1勝1敗。15点ゲーム(スコッチダブルス)となったタイブレークを15-11で制したオランダが辛くも決勝に進んだ。
決勝トーナメントに入り無敗のベトナムが有利かと見られた決勝戦は、2試合ともに激戦となったが、ヤスパースがトラン・クイェット・チェンに40-38、デブルーインもバオ・フォン・ビンに40-34で勝ち見事に2連勝で優勝を果たした。

写真提供:touch magazine
大会アーカイブ動画:SOOP Billiards