ジャパンプールの発展を目標に活動を開始
FargoRate Japan(ファーゴレートジャパン)の取り組み
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現在北米を中心に、アジア、ヨーロッパから中南米、アフリカを含め130ヵ国、約30万人のプレイヤーが登録している、プールのプレーレベル判定システム『FargoRate』(ファーゴレート)。現在も世界中で行われているトーナメントデータの収集と蓄積は活発に続けられており、ワールドトップスターからアマチュアプレイヤーまでの「強さ」を表す指標として定着してきた。
・FargoRate(ファーゴレート)って何?
・FargoRate(ファーゴレート)、世界と日本
・ワールドプール、これが世界の強い奴らだ
3桁の数字で表されるプレイヤーのレーティングは、登録プレイヤー同士の直接の対戦はもちろん、対戦経験のあるプレイヤーが他のプレイヤーと対戦した結果も随時反映されて更新されていく。そして、登録される対戦の数が多ければ多いほどレーティングの信頼性(ロバストネス)が高くなっていくため、何を置いても重要になるのが、より多くのトーナメントデータをファーゴレートに反映させることとなる。
そんな中で今年1月、アメリカのファーゴレートと連携を取りながら日本のトーナメントデータをより広く収集して登録プレイヤーを増やし、ファーゴレートを日本でも定着させていくためのプロジェクト『FargoRate Japan』(ファーゴレートジャパン)がスタートしている。
この取り組みを起ち上げたのは、日本で唯一ファーゴレートをベースにしたハンデシステムを使って運営されているアマチュアリーグ『JAPAN CSI POOL LEAGUE』(JCL)の代表であり、今年22年目となるビリヤード場『Alvis』(東京・三ノ輪)のオーナーでもある関浩一氏。
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JCLが行うイベントではファーゴレートが活用されている
『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)で普及指導委員も務める関氏は、このプロジェクトを通じて「プレイヤーの実力を正確に評価するための環境整備を図っていき、日本のビリヤード競技のさらなる発展を目指したい」としており、ファーゴレートジャパンは現在、「予選からの全試合のスコアがわかるトーナメント表やデータの提供」を受けて集計を行い、それをファーゴレートに随時反映させていくため、国内の様々なトーナメントの主催者やデータを持つ関係者にに対してデータ提供に関する協力を呼びかけている。
関氏によれば、すでに『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)からの協力を得て、関西オープンのトーナメントデータの提供を受けファーゴレートに反映させるためのデータ製作を進めているとのことで、当面は「CSカードを所持しているプレイヤーを対象とした試合」を中心にプロジェクトを進めていく意向だ。
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1月26日(日)に決勝トーナメントが行われた『第36回関西オープン』
ちなみに、231名が出場した関西オープンについては、すでに自身のファーゴレートを持つプレイヤーが149人で、このうち最低限の信頼性がクリアとなるロバストネス200以上のプレイヤーは60人、レーティングがなく新たに登録されるプレイヤーは82名だったとのことだ。
なお、プロジェクトへの協力に際しては、ファーゴレートへの登録時のプレイヤー名がアルファベット表記となっているため「アルファベット表記」、または「フリガナ」を加えたデータの提供が必要となるが、公式戦などトーナメント結果が公開されているものに関しては、フリガナ付きのエントリーリストがあればファーゴレートジャパンがデータを入力し、ファーゴレートに反映させていくとのことだ。
ジャパンプール発展のための礎として、まずはファーゴレートを日本でもプレーレベルを判断できる信頼のおける指標の1つにするべくスタートを切ったこのプロジェクト、今後は国内で行われている幅広いトーナメントについてもデータ収集を行っていきたいとのことなので、興味のある方は下記へ問い合わせてみてはいかがだろうか。
【お問い合わせ先】
関浩一
FargoRate Japan
メール:support@fargorate-japan.com