この3連休はビリヤードイベントが目白押し!〜その③〜
第34回レディースオープン3Cトーナメント & 第22回全日本シニア3C選手権大会@東京
ベトナムではwnt.(ワールドナインボールツアー)のハノイオープン、韓国ではPBA/LPBAのチーム戦と海外のビッグイベントがクライマックスを迎える今週末の3連休だが、国内でも、プロ、アマチュアのトーナメント、さらにアイテムの展示即売会などのイベントが目白押し。ということで、ここでは様々な形でプレイヤーやファンが楽しむ週末のビリヤード情報をお届けしていく。
●1990年から34年続くレディース戦
10月13日(日)に東京・小岩の『ビリヤード ヤマニ』を会場に開催される『第34回レディースオープン3Cトーナメント』は、『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)関東支部が主催する、プロアマ混合のスリークッションを種目とした大会だ。
今回は9月にフランスで開催された女子スリークッション世界選手権にも出場した西本優子、宮下綾香、大ベテラン肥田一美の3名の『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属プロ、ベトナムから参戦のフォン・キエン・トゥオンを含む24名が出場。
フォーマットは、プレイヤーのレベルを示すそれぞれの持ち点×0.4を上がりの点数としたハンデキャップ戦で、ダブルイリミネーションの予選で8名が勝ち上がり、再抽選の後にシングルイリミネーションの決勝トーナメントが行われる。
今大会は1990年にスタートし現在まで続く歴史ある大会でもあり、女子スリークッション世界選手権を4度制覇し、現在は韓国のLPBAで活躍する肥田緒里恵が、昨年大会の優勝を含めて最多の9勝を誇っているが、女子スリークッションの普及を大きな目的の1つにしているため、出場しやすくハイレベルなプロとハンデ戦で戦えることもあって、女子アマにとっては貴重なプレーの機会となっている。
●G.O.A.Tが連覇を狙う、OVER60によるハイレベルバトル
レディースオープンの翌日14日(月・祝)に東京・新大久保の『KOBAYASHI -BRIGHT-』を決勝会場に開催される『第22回全日本シニア3C選手権大会』は、満60歳以上で持ち点20点以上のCSカード所持者が出場可能なJPBF主催によるスリークッショントーナメントだ。
今回はJPBFプロ8名、アマ31名の計39名が出場。まずは4名枠×10組に分かれ、KOBAYASHI -BRIGHT-、『松山』、『NABBI』、『GRANTZ』の都内4会場で15点ゲームの総当りリーグが行われ、各組2名が勝ち上がり、20名によるシングルイリミネーションのファイナルステージが行われる。
この大会の前身である『全日本プロシニア3C選手権大会』の初開催は1991年で、その後隔年開催が6回続いた後の2002年にオープン化が図られて現在まで続く、こちらも30年以上の歴史を持つトーナメント。歴代の優勝者には、小林伸明、小森純一(ともに故人)といったレジェンドプレイヤーの他、島田暁夫、歴代最多の5勝を挙げている肥田明、さらにジャパンプールのG.O.A.Tであり、今もなおJPBFプロとして第一線で戦い続ける奥村健などがその名を刻んでいる。
昨年大会2度目の優勝を果たした奥村健は、1994年のナインボール世界王者でもある
写真提供:JPBF