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正﨑洋行が北谷好宏を下しプロ初勝利

2024.10.01

グランプリウェスト第5戦@佐賀・sesSion

今年アベレージを上げていた正﨑は決勝でも素晴らしいプレーを見せた

9月29日(日)、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)西日本ブロックのランキング対象公式戦『グランプリウェスト第5戦』が、佐賀県佐賀市の『sesSion』を会場に開催された。

プロ33名、アマチュア25名の計58名がテンボールを種目に戦った今大会、まず8名枠×14組に分かれたシングルイリミネーションの予選が行われ、各組から勝ち上がった14名に、前回優勝シードの北谷好宏、スポンサーシードの北谷英貴を加えた16名による決勝トーナメントが行われた。

今大会でベスト4に勝ち上がったのは、今期グランプリウェスト2勝の北谷好宏、第4戦に続きベスト4入りとアベレージを上げてきた木原弘貴、シードの北谷英貴、山川英樹を下し、プロ入り初の公式戦準決勝に勝ち残った曽我部光貴、3月の全日本オープンローテーション選手権、グランプリウェスト第3戦に続いて、今期3度目のベスト入りを果たした正﨑洋行の4名。

北谷vs木原、曽我部vs正﨑の組み合わせとなった準決勝、まず北谷は木原に0-2と先行されたがここから6連取で一気に逆転リーチをかけると、木原の反撃を1点に抑えてグランプリウェスト3勝目に後1つと迫る。もう1つの準決勝は、先制した曽我部が、追加点を上げるはずの第2ラック、⑩の入れスクラッチで同点とされると、ここから曽我部のミスも手伝って正﨑が走り7-1で勝利。3度目の正直でプロ初となる決勝戦に駒を進めた。

北谷有利と見られた決勝戦、幸先良く②-⑩コンビで先制した北谷が、1-2と逆転された第4ラックで難しいリカバリーショットを決めて同点に追いつくと、第5ラックもブレイク4個インからマスワリ態勢となったが、④のシュートをミスしてその後のセーフティ戦を制した正﨑が3-2とリード。

大会ベスト4。左から3位タイ・曽我部、優勝・正﨑、準優勝・北谷、3位タイ・木原

ここでタイムアウトを取った北谷に対して、正﨑が第6ラックでマスワリ。第7ラックに正﨑のブレイクスクラッチでチャンスを得た北谷だったが、ここでも③をミスし、ここを④-⑩コンビで取った正﨑が5-2とリードを広げると、第8ラックでは難しい取り出しの①を見事なジャンプショットで沈めてそのままマスワリ。さらにプレッシャーがマックスとなった第9ラックでもマスワリと北谷にチャンスを与えることなく勝ち切り、嬉しいプロ公式戦初優勝を果たした(結果はこちら)。

写真提供:JPBA
大会アーカイブ動画:JPBA YouTube

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