大坪和史が2年連続で挑戦権を獲得
第63期名人戦 A級戦@京都・ピカソ
左が挑戦権を獲得した大坪和史。右は惜しくもプレーオフで敗れた森北元比古
『日本アマチュアポケットビリヤード連盟(JAPA)』主催による全国主要タイトル戦の1つである『名人戦』は、ローテーションを種目に東西のブロックに分かれた長い予選が戦われ、勝ち残った挑戦者1名が、『名人位決定戦』で現名人位とタイトルをかけて戦うタフなトーナメントだ。
8月18日(日)、京都府・京都市の『ピカソ』を会場に、通算6期在位で、昨年まで4連続防衛中の現名人位、喜島安広への挑戦権をかけた、全国から集った16名のトップアマによる『A級戦』が行われた(試合結果はこちら)。
240点先取、完全ダブルイリミネーションのこの厳しい戦いを制したのは広島の大坪和史。大坪は1回戦から順調に勝ち上がり、勝てば勝者側からの決勝進出となる勝者3回戦で三重の森北元比古に21-240で敗れて敗者側最終戦の6回戦に回る。
ここで福岡の赤司哲雄を240-15で破った大坪は決勝戦に進み再び森北と対決。森北が勝てば優勝で挑戦権を獲得、大坪が勝てばプレーオフとなるこの戦いを大坪が240-169で制し、さらにプレーオフでも240-94で森北を下す。結果、大坪が昨年に引き続き2年連続で挑戦権を獲得し、9月29日(日)に、これまで何度も死闘を繰り広げてきた当代最強アマの喜島と、埼玉県上尾市の『セスパ東大宮』で相まみえることとなった。
写真提供:JAPA/On the hill!
大会アーカイブ動画:YouTube『japa _Billiards』