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デンマークのミッキー・クラウスがwnt.メジャー初制覇

2024.08.13

EUROPEAN OPEN POOL CHAMPIONSHIP@ドイツ・フルダ

8月6日(火)に開幕したwnt.(ワールドナインボールツアー)メジャーイベント2戦目『EUROPEAN OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(ヨーロピアンオープン)が、11日(日)に最終日を迎え、決勝戦でフィリピンのヨハン・チュア(FR:818)を下したデンマークのミッキー・クラウス(FR:781)を13-8で下して、2024年シーズンのwnt.イベント2勝目を挙げた。
(※FRはファーゴレート

この大会には、ヨーロッパを中心にアメリカ、アジア、アフリカ、オセアニアの53ヵ国から256名が出場。日本からは、大井直幸(FR:818)と、吉岡正登(FR:750)の2名が出場していたが、それぞれ65位タイ、97位タイで大会を終えている。

優勝したクラウスは、ダブルイリミネーションのステージ1の勝者側最終戦で台湾の呉坤霖(FR:810)に3-9で敗れて敗者側に回ったが、ここで大井に9-6で勝利してベスト64に進出。ここからはアメリカのサム・ヘンダーソン(FR:727)、張玉龍(台湾/FR:804)、アルビン・オーシャン(オーストリア/FR:824)を下してベスト8に進む。

さらに準々決勝ではランキング4位の柯秉中(台湾/FR:837)に10-7、準決勝ではアメリカのスカイラー・ウッドワード(FR:10)に11-9と競り勝って、今シーズンのwnt.イベント2度目となるファイナルに到達した。

ステージ1から負けなしで、ステージ2に入っても順調に勝利し、準決勝ではランキング10位のシェーン・バンボーニング(アメリカ/FR:839)に11-5と快勝したチュアとクラウスによる13ラック先取の決勝戦。序盤から4-1とリードを取ったクラウスに対して、この試合ではミスの多かったチュアが差を詰められず、第12ラックを終えた段階で10-2。

厳しい状況となったチュアも何とかここから4点を返したが、クラウスが第18ラックを取って12-6とリーチ。チュアがさらに2点を返して迎えた第22ラック、チュアのブレイクノーインから取り切り態勢に入ったクラウスがポジションミスからの⑥セーフティをオープンにしてしまう。

決勝戦ハイライト。YouTubeチャンネル『matchroom poolより』

最後のチャンスを得たチュアだったが、⑥から⑧へのポジションが決まらず、⑧がボール越しの難しいシュートとなる。この⑧を思い切り良くシュートに行ったがこれが外れ、慎重に⑧、⑨を沈めたクラウスが、ランキングイベント『MEZZ BUCHAREST OPEN』に続き、wnt.メジャー初制覇を達成し、優勝賞金3万ドルを獲得。なお、今回ファイナルを戦った2人は、今年10月に開催される『REYES CUP』(レイズカップ)のヨーロッパ、アジアの2人目の代表選手に決定した。

wnt.はこの後アメリカに舞台を移し、現地15日(木)からはランキングイベント『RAXX MVP OPEN』(ラックスMVPオープン)、19日(月)からは、今年2戦目となるwnt.最高グレードのブルーリボン『US OPEN POOL CHAMPIONSHIP』(USオープン)が行われ、大井、吉岡も出場予定となっている。

写真提供:Matchroom Pool
大会アーカイブ動画:YouTube『matchroom pool
大会アーカイブ動画:YouTube『Matchroom Multi Sport
ライブスコア:wnt. Live scores(要無料アカウント登録)

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