ウェブキューズはビリヤードの全てがわかる総合情報サイトです。

羅の連勝記録を止めたジュリアン・セラディラが優勝

2024.07.21

グランプリイースト第4戦@東京・ビリヤード・ロサ

ジュリアン・セラディラは昨年の第4戦以来のグランプリイースト2勝目

7月21日(日)、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』を会場に、『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)東日本ブロック主催の『グランプリイースト第4戦』決勝トーナメントが開催された。

今大会の決勝フォーマットは、2戦連続続いたナインボールからテンボールが種目となり、8ラック先取、交互ブレイク。お馴染みとなったデジタルチェスクロックの持ち時間は58分。

決勝会場となった『ビリヤード・ロサ』

朝一番のベスト16戦を勝ち上がったのは、前戦優勝シードで開幕4連勝&昨年からの通算6連勝を狙う羅立文、現在グランプリランキング4位の栗林達の他、ジュリアン・セラディラ、嶋野聖大、小川徳郎、神箸渓心、前日の予選最終で土方隼斗を破って勝ち上がってきた松川慎之介、開催店シード松村浩道の8名。

9位タイ・照屋勝司

9位タイ・浦岡隆志

9位タイ・松村学

9位タイ・鳴海大蔵

9位タイ・西嶋大策

9位タイ・渡辺剛史

9位タイ・木本忠臣

9位タイ・鈴木謙吾

準々決勝は羅vsセラディラ、嶋野vs松村、栗林vs小川、松川vs神箸の対戦となり、まず嶋野が松村を8-1で抑えてベスト4一番乗りを決めると、小川が7-3リーチから2点を返されたものの栗林を8-5で振り切って勝利。松川vs神箸は中盤まで競り合う展開となったが、5-4からの3連取で神箸が勝利。

羅vsセラディラの対戦は序盤からポイントを重ねた羅が6-2とするが、ここから羅のミスをついてセラディラが反撃を開始。一気に5連取で逆転すると、最終となった第13ラックもブレイク1個インから、難しい③のシュートをしっかりと決めきってマスワリでフィニッシュし、大逆転で羅の連勝記録を止める勝利を挙げた。

5位タイ・羅立文

5位タイ・栗林達

5位タイ・松川慎之介

5位タイ・松村浩道

準決勝は小川vs神箸とセラディラvs嶋野となり、両試合ともにヒルヒルの激戦となったが、ここから勝ち上がったのは、最終ラックでの①セーフティからチャンスを得て取り切った神箸とセラディラ。決勝戦は、スヌーカーをバックボーンに持ち、この日も正確なショットを武器に難敵を下してきた2人の対決となった。

3位タイ・小川徳郎

3位タイ・嶋野聖大

セラディラのブレイクスクラッチからスタートした決勝戦は、まずここから取り切った神箸が先制し、序盤の7ラックを終えた時点で神箸が4-3とリード。迎えた第8ラック、神箸のブレイクは3個インで取り出しの②もオープンな絶好の配置だったが、残り4球となった⑦をミス。セラディラが取り切り同点とすると、次ラックのマスワリで逆転。

タイムアウトを取って一呼吸置いた神箸の第9ラックのブレイクは2個イン、取り出しの①もコーナーに沈めマスワリ態勢となるが、再び残り4球の⑦をミス。これで6-4としたセラディラは、第11ラックの②を巡る攻防も制して7-4。何とか反撃したい神箸だったが、第12ラックのブレイクはサイドスクラッチとなり、残りを慎重に取り切ったセラディラが、昨年の第4戦以来のグランプリイースト2勝目、公式戦3勝目を手にした。

準優勝・神箸渓心

ページトップへ
×