森雄介が3位タイでフィニッシュ
Hana Card PBA/LPBA Championship@韓国・高陽市
大会最終日を迎えた韓国スリークッションプロツアー『PBA/LPBA』の2024-2025年シーズン第2戦『Hana Card PBA/LPBA Championship』。8日12時30分から男子PBAの準決勝第1試合が行われ、日本から出場している『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属の森雄介が登場。惜しくもこの試合に敗れたが、3位タイの好成績でフィニッシュした。
森雄介
昨シーズンの第4戦で準優勝しランキング15位となった森は、初戦のラウンド128を相手選手の遅刻による不戦勝で勝ち上がると、15点ゲーム、3セット先取(セットカウント2-2の場合はシュートアウト)で戦われた4日のラウンド64では昨シーズンランキング82位のキム・キョンミン(韓国)を3-1で下す。
ここからラウンド32でリー・ホヨン(韓国・昨シーズンランキング65位)、ラウンド16ではベトナムのグエン・フォンリン(昨シーズンランキング65位)を下すと、ラウンド8で韓国のキム・ジョンウォン(昨シーズンランキング17位)と対戦。
15点ゲーム、3セット先取(セットカウント2-2の最終セットは11点ゲーム)で戦われたこの試合、キムに最初のセットを奪われたものの、そこから第2セット、第3セットを連取して逆転。第4セットは6イニングを終わって10-8とリードしていたが、ここからキムの逆襲に遭って10-15で落としてファイナルセットへ。
まず3点を先行した森は、互いになかなか当たりが出ない展開の中、3-3の第6イニングからは2点、2点、1点と小刻みに得点を重ねると、8-3で迎えた第9イニングに3点を撞き切って勝利し準決勝に進出した。
PBAトップスターの1人であるデビッド・マルティネス
自身2度目の決勝進出、そしてPBA初優勝をかけて戦う準決勝の相手は、昨年の第4戦の決勝で敗れたPBAのトップ選手の1人であり、昨シーズンランキング3位のデビッド・マルティネス(スペイン)。15点ゲーム、4セット先取となったこの試合でリベンジを果たしたい森は、第1セットを序盤の大量リードから15-11で奪う。
しかしここからギアを一気に上げてきたマルティネスが、15-6、15-4、15-10と、ハイアベレージなプレーで森を圧倒して一気に3-1とする。後のなくなった森は、第5セットの競り合いを15-13で制して2-3とするが、最終となった第6セットは5点ランでスタートしたマルティネスが着々と点を重ねていき、15-4。惜しくもリベンジはならなかったが、今シーズンのさらなる活躍を期待させるフィニッシュとなった。
なお、7月7日に決勝戦が行われた女子LPBAは、キム・ダヒ(昨シーズンランキング39位)との韓国対決をセットカウント4-1で制したキム・サンア(昨シーズンランキング13位)が、LPBAツアー初優勝を果たしている。
キム・サンア(右)とキム・ダヒ。
今大会には森の他、JPBF所属の小林英明、肥田緒里恵、界文子、東内那津未、林奈美子、小林涼子の6名が出場していたが、最終結果は小林が65位タイ、界が17位タイ、肥田、東内、小林が33位タイ、林がPPQ(ラウンド256)敗退であった。
写真提供:3-Cushion FOCUS by Young Hun Kim
大会情報:『PBA/LPBA TOUR』
大会ライブ配信:『PBA TV』
日本選手情報:『PBA Japan Players』