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宮下崇生が大会初優勝

2024.07.01

第3回NIKKA5 OPEN@東京・武蔵小山

昨年MVPの宮下が今シーズン初勝利

6月30日(日)、東京・武蔵小山の『NIKKA5』(ニッカファイブ)を会場に、『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)のランキング対象スリークッショントーナメント『第3回NIKKA5 OPEN』が開催された。

会場となった『NIKKA5』

この大会には、ここまで第1回、第2回と大会連覇を果たしている船木耕司、スポンサーシードの小嶋正史を含むJPBFプロ19名、アマチュア5名が出場し、25点ゲーム(決勝のみ50点ゲーム・裏撞きあり)、シングルトーナメントで争われた。

今大会では、1回戦から登場し森陽一郎(JPBF)を25-15(26キュー)で下すと、船木耕司を25-17(17キュー)、高橋朋隆(JPBF)を25-10(17キュー)で倒した片岡紳(JPBF)が、準決勝でも小野寺健容(JPBF)との大接戦を25-24(26キュー)で制して決勝に進出する快進撃を見せる。

決勝戦は大激戦となった

もう一方の山からは、今年はまだ優勝こそないものの、安定したプレーを続ける2023年MVPの宮下崇生(JPBF)が、準決勝まで勝ち上がりベストアマ賞を獲得した朴正宇(ARAI)を25-22(18キュー)で抑えて決勝に進んだ。

50点のロングゲームとなった決勝戦は大熱戦となり、41イニングを終えた時点で46-46。ここから片岡が4点を撞き切って先に50点に到達すると、宮下も4点をもぎ取って50-50と追いつき、試合の決着は初球から何点挙げられるかで競うペナルティショットに突入。

その1回目は片岡4点、宮下4点でまたもドロー。そして迎えたペナルティショット2回目、片岡が1点で終わったのに対し、宮下がしっかりと2点目を決めてガッツポーズ。大会初制覇を果たすとともに、優勝賞金100万円を獲得した(決勝アーカイブ動画はこちら)。

大会入賞者。前列左から、3位タイ・小野寺、準優勝・片岡、優勝・宮下、3位タイ・朴。後列左から5位タイ・梅田、同・高橋朋隆、同・島田暁夫

なお、今大会の結果までが反映された2024年JPBFランキングが7月1日に更新。2月の東京オープンで優勝、5月の全日本選手権で準優勝と今年好調な竹島欧がトップを堅持し、全日本選手権で3連覇&通算6度目の優勝を果たした梅田竜二が2位、そして今大会優勝の宮下が3位にランキングを上げてきている。

写真提供/JPBF

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