Maldives Open 2024＠モルディブ・マレ

『世界プール協会』（WPA）、『アジアビリヤードスポーツ連合』（ACBS）公認、『モルディブプールビリヤード協会』（MPBA）主催による『Maldives Open 2024』（モルディブオープン）は、27日に大会3日目を終え、ベスト32が出揃った。

この日は48名の決勝トーナメント進出者のうち、シードとなった16選手を除く32名により、決勝トーナメント1回戦（ベスト64戦）16試合が行われ、今回『日本プロポケットビリヤード連盟』（JPBA）から出場している土方隼斗（FR：797）、杉原匡（FR：727）がベスト32進出をかけて戦いに臨んだ。

10ラック先取となったこの試合でインドネシアのアルバート・ジャヌアルタ（FR：767）と対戦した土方は、序盤から中盤にかけて痛い⑩ボールミス、ブレイクスクラッチでポイントを奪われて2-6と先行を許す。その後も流れを掴むことができず、3-8からポイントを取り返したい場面でも⑤をシュートミス。

9-3としたジャヌアルタの第11ラックでのブレイクスクラッチから取り切り、何とか1点を返した土方だったが、最終となった第14ラック、②を巡るセーフティ戦でチャンスを得たものの②のシュートを決め切れず。土方は、オープンとなった残り球を捌いたジャヌアルタに4-10で敗れ、33位タイで今大会を終えた。

wnt.（ワールドナインボールツアー）プロで、現在ランキング33位のアレクサ・ペツェリ（セルビア/FR：796）との対戦となった杉原。互いに点を取り合って1-2で迎えた第4ラック、杉原のブレイクも決まりマスワリかと思われたが、ここで杉原がサイドへの⑤をミスしてペツェリにポイントを献上。

ペツェリが次ラックのマスワリで4-1。杉原は第6ラックでブレイクスクラッチしたものの、ペツェリの⑩ボールミスを拾って2-4とすると、第7ラックでもチャンスを掴み追い上げ態勢に入ったが、ここでコーナーへの⑤をミスして3-5。杉原はその後も粘り強く戦ったが、ペツェリが要所を抑えて着々と加点して10-4でフィニッシュ。前日にはポーランドのダニエル・マシオル（ポーランド/FR：808）を撃破した杉原だったが、今回は33位タイで終戦となった。

これで残る日本勢は、シードプレイヤーとしてすでにベスト32に進んでいる大井直幸（FR：817）のみ。大会4日目はベスト32戦と16戦までが行われる予定で、大井はまず18時30分から台湾の許睿安（FR：781）と戦い、これに勝てば、29日0時30分からダニエル・マシオルvsソー・ショウ（イラン/FR：701）の勝者と対戦する。

大会ライブ配信：『Maldives Pool-Billiard Association』
大会ライブスコア『challonge.com』
大会情報：『Maldives Pool-Billiard Association』