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子供たちが「楽しい」を見つけて社会とつながる

2024.06.27

第2回Ful-Full杯@福岡県春日市『ビリヤードVECTOR』

6月23日(日)、福岡県春日市の『ビリヤードVECTOR』を会場に開催された『第2回Ful-Full杯』。ビリヤードを通じて不登校の子供たちと大人が交流し、子供たちが社会とのつながりを作り、何より「楽しい」を見つけて笑顔になることを第一に企画されたこのイベント。

2回目となったイベントも大盛況となった

開催の経緯等については、18日のトピックス『不登校の子供たちとのビリヤード大会』でお伝えしているが、ここではイベント終了後にWeb CUE’Sにお送りいただいた開催報告の中から、当日の模様、さらに参加者や見学者、ボランティアとして参加した『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)プロの声などを紹介していきたい。

競技としてだけでなく、老若男女を問わず誰もがすぐに始められて、いつまでも続けることができる生涯スポーツとして、人と人とを繋ぐコミュニケーションツールとしても世界中で親しまれているビリヤード。Ful-Full杯メインとなるのは、その特性を活かして、このイベント用に考えられた親子 or 兄弟2人1組のチーム戦だ。

イベント前からVECTORに通って練習を重ねてきた出場ペアも多く、親子が助け合い、兄弟が絆を深めつつ試合は真剣に優勝を目指して戦われたが、子供たちはもちろんのこと、一緒にプレーした親御さん達、さらにイベントスタッフ、見学者までの全てが、何よりもビリヤードを純粋に楽しんだ様子で、イベント終了後には以下のような声が集まった。

イベントへの関心も高まり、協力企業や団体のサポートも充実

「賞状をもらう子どものキラキラした顔が素敵でした! よかった!」(参加者匿名大人男性)
「優勝できなかったけど次は優勝します!」(参加者匿名男の子)
「学校に行ってても参加したい!」(参加者匿名男の子)
「ベストドレッサー賞を狙ってドレスアップしてきた!」(参加者匿名女の子)
「大会を通じて、子どもとの素敵な繋がりが感じられました。 ビリヤードの魅力を改めて知ることができました!  ありがとうございました」(参加者匿名大人女性)
「コレはハマるわ!」(参加者匿名大人男性)
「今日は見学させて頂きありがとうございます。娘もギャラリー抽選が嬉しかったみたいです。 今度は参加したいと言ってました。お菓子にシャンプーありがとうございます♪」(見学者大人女性)

さらにこの日、子供たちのプレーを間近に見ながらイベントを初めて体感したJPBAのプロプレイヤーも、日頃の厳しい戦いとはまた違った、ビリヤードの楽しさと可能性を再確認したようだ。

「今日はいい経験させてもらいました。笑顔最高!! 忘れちゃだめなことたくさん気づかせてもらいました。ありがとう!!!」(レフリー・JPBA山内和彦プロ)
「とても貴重な経験させてもらって感謝してます。みんな本当に楽しそうにビリヤードしてくれて幸せな気持ちになりました。これからも続けてください。ありがとうございました(*^^*)」(レフリー・JPBA北谷好宏プロ)

左から辻田プロ、山内プロ、北谷プロ、VECTORオーナーの森山大地さん

こうして今回も50名以上の来場者の全てがビリヤードを通じて笑顔になったFul-Full杯は、主催者の1人である辻田佳一プロ(JPBA)の積極的な情報発信もあって、SNSでも以下のような前向きな反応があった。

「子供達のお顔は隠れているけど、 みんな笑顔でプレイしてるんだなぁと想像して涙が出てきました。素晴らしい活動です!」
「継続されてますね、ホントに素晴らしい」
「クラウドファンディングして欲しいです」
「素晴らしい活動ですね (^^) これからも頑張って下さい」
「全国でこんな活動が増えれば良いなと思います」(以上、Xより)

また、日本のビリヤードの普及と発展のために活動を続けている組織、団体の関係者にも、このイベントの可能性は響いている。

「アンツ (富山県のビリヤード場) で不登校の子供とその家族の為のビリヤード教室を開催しました。小3から中2までの8名の子供達がとても真剣に取り組んでくれました。ご家族にも喜んでいただけました。福岡の辻田プロの活動 (Ful-Full杯) を見て行動しましたが、 お互いにwin-winとなる良い会でした」(富山県ビリヤード協会)

「BCJ(一般社団法人日本ビリヤード商工連合会)総会で辻田プロの話題が出ました。 ビリヤードの社会的価値を高める活動は素晴らしいです。 これが全国的なものになってほしいです」(BCJ副会長・森博史氏)

【Ful-Full杯のコンセプト】
①近年増加しているさまざまな事情を抱える不登校の子供たちが、 親子間の交流だけではなく他の大人との交流もできる笑顔の絶えない空間を作る
②『子供たちの 「楽しい」 と生涯スポーツで社会につながる』をコンセプトとした社会貢献活動
③生涯スポーツビリヤードを体験し、広い世代の人たちと触れ合うことで子供たちの自信とコミニュケーション能力を高め社会への進出を助ける

辻田プロは当初からFul-Full杯を継続的に開催し、上のようなコンセプトの下で、こうした活動が国内で広がっていくことを目指している。盛況のうちに第2回を終えた後、子供たちがビリヤードに触れ、継続的に楽しんでいける環境がまだまだ不十分な日本ビリヤード界の現状を改めて考察しながら、共同主催者の辻田プロ、『一般社団法人 ColorFul-HappyFull』代表の永野マミさん、VECTORの3者は、第3回以降をより充実したイベントにし、さらに国内各所で開催していけるように活動を続けていくとのことだ。

永野さん(右端)は「たくさんの愛を受け取りました。本当にありがとうございました!」

Ful-Full杯に関する問い合わせは『一般社団法人ColorFulーHappyFull-カラフルハピフル-』まで

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