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界文子が3位タイの好スタート

2024.06.25

WOORI FINANCIAL CAPITAL PBA/LPBA Championship@韓国・高陽市

ツアー初戦で健闘した界文子

16日(日)に開幕した韓国スリークッションプロツアー『PBA/LPBA』。今年も世界各国からトッププレイヤーが集結している2024-2025シーズンには、日本から男子PBAに小林英明、森雄介の2名、女子LPBAに肥田緒里恵、東内那津未、界文子、林奈美子、小林諒子の5名、計7名の『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属プロが参戦中だ。

その第1戦となる『WOORI FINANCIAL CAPITAL PBA/LPBA Championship』(ウリィファイナンシャルキャピタルPBA/LPBA選手権)は、24日の時点で女子のLPBA選手権が終了し、昨年ツアー2勝を挙げてランキング4位となった界が、準決勝で惜しくも敗れたものの、3位タイに入賞する好スタートを切った。

ラウンド64からスタートした界は、ともに韓国のチョイ・ボラム、ハン・ジウンに勝利してラウンド16に進むと、地元韓国でも絶大な人気を誇るチャ・ユラムと対戦。11点ゲーム、3セット先取のゲームを3-1(11-10、11-1、7-11、11-2)でものにすると、準々決勝でもカン・ジウン(韓国)を3-0(11-9、11-2、11-8で下してベスト4に進出。

準決勝は昨年ランキング35位のイム・キョンジンとの対戦となったが、第1セットの8点ランでイムに先手を取られると、第2セットも10-11で競り負けて0-2。後がなくなった第3セットこそ11-9で取った界だったが、最終となった第4セットは終盤で当たりが止まり7-11で敗れ、3位タイフィニッシュとなった。その他の日本勢は、東内、肥田が17位タイ、小林涼子が33位タイ、林は65位タイで大会を終えている。

なお、11点ゲーム、4セット先取で争われた決勝戦は、キム・セヨンとイム・キョンジンの韓国対決となり、セットカウント4-3でイムを下したキムが優勝を果たした。

開幕戦を制したのはキム・セヨン

ちなみにラウンド16で界が対戦したチャ・ユラムは、2010年の『アムウェイカップ』で優勝し、プールの世界でトップスターの1人となった後、2019年のPBA/LPBAスタートと同時にLPBAプロとなり、2021-2022年シーズンにはランキングも11位まで上昇。そしてこの年、政治の世界に転身するために一度は引退したが、今シーズンから再びキューを握ることとなったスタープレイヤーの1人だ。

日本のプールファンからの人気も高いチャ・ユラム

一方、18日に開幕した男子のPBA選手権に出場した森、小林はともに初戦のラウンド128で敗退。大会最終日の24日21時にスタートした、15点ゲーム、4セット先取の決勝戦は、LPBAと同じくキム・ヨンウンvsカン・ドンゴンの韓国対決となり、セットカウント4-2でキム・ヨンウンを下したカン・ドンゴンの優勝となった。

PBA選手権の優勝はカン・ドンゴン

写真提供:3-Cushion FOCUS by Young Hun Kim
大会情報:『PBA/LPBA TOUR
大会ライブ配信:『PBA TV
日本選手情報:『PBA Japan Players

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