Mezz Bucharest Open@ルーマニア・ブカレスト

6月21日〜23日（金〜日）、wnt.（ワールドナインボールツアー）のランキングイベントである『Mezz Bucharest Open』が、ルーマニア・ブカレストを舞台に開催された。

この大会には、前週にアラブ首長国連邦・ドバイで行われた『Knight Shot Dubai Open』で優勝を果たしたジョシュア・フィラー（ランキング6位・ドイツ/FR：852）を筆頭に、デビッド・アルケイド（同7位・スペイン/FR：810）、ヴィクター・ジーンリンスキー（同8位・ポーランド/FR：823）らのトップランカーに加え、地元ルーマニア勢75名、イスラエル勢19名などを含む256名が出場。9ラック先取、ダブルイリミネーションの予選ラウンドの後、32名による11ラック先取、シングルイリミネーションの決勝トーナメントが戦われた。

フィラーがベスト32戦、アルケイド、ジーリンスキーが準々決勝で敗れる中、その間隙を縫ってwnt.ランキングイベント初制覇を果たしたのは、現在ランキング38位のミッキー・クラウス（デンマーク/FR：780）。危なげなく勝者側からベスト32に進んだクラウスは、ポーランドのドミニク・ザヤツ（FR：718）、ウォルター・ライクレ（スウェーデン/FR：702）を下して準決勝に進出。

予選ラウンドの勝者側最終戦でニールス・フェイエン（オランダ/FR：816）を倒して勝ち上がってきたクリフ・カステレイン（ベルギー/FR：777）との激戦を制して決勝に進むと、準々決勝でジーリンスキー、準決勝でハンガリーのエースでランキング45位のオリバー・ソルノキ（FR：803）を破るなど今大会の台風の目となっていたフーベルト・ウォポトコ（FR：752）と対戦。

11ラック先取、勝者ブレイクのこの試合は、序盤から中盤にかけてどちらも走りきれない展開となったが、ここから流れを掴んだクローゼが11-7で勝利し、wnt.ランキングイベント初優勝を果たすとともに、優勝賞金10,000ユーロ（約170万円）を手にした。

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