日本から出場の4名の戦いがスタート
32nd World Championship Artistic@トルコ・アンカラ
6月19日(木)『32nd World Championship Artistic』(第32回アーティスティック世界選手権)がトルコの首都アンカラを舞台にスタート。この大会に日本からは『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属の町田正と田中忍、さらに原田直樹アマ、程塚一誉アマの計4名が出場している。
キャロムビリヤードには、メイン種目であるスリークッション、ワンクッション(バンドゲーム)、カードルなど様々あるが、その中でアーティスティックは、切れのある引き球や押し球、さらにマッセなど、高いショット力が必要とされるスペシャルなもので、ビリヤードの面白さや難しさ、プレーの凄さが一目で伝わる観戦向きの種目でもある。
今回の世界選手権は、各大陸連盟の代表32名を4名×8組に分けた総当リーグの予選を行い、各組上位2名がベスト16戦からの決勝トーナメントを戦うフォーマット。各難易度に分けられた規定の配置について1人3回まで試技を行い、一度でも成功すればその配置に応じた得点が得られるルールの中、予選は28の規定配置、準々決勝以降は35の配置によって争われる。
規定配置の一つで、3クッション以上で手球を的球に当てるだけでなく、3つのボールを赤のライン内に止めなければならない
現在はグループ予選の初戦が進行中で、原田アマが初戦を終えて0勝1敗、町田が日本時間18時から試合をスタートさせており、その後、田中、程塚の初戦が20時からスタートする。
なお、先立って行われた日本代表選抜戦で出場権を獲得していた界敦康(JPBF)は諸事情により不出場。日本最高のアーティスティックプレイヤーのプレーを見ることができないのは残念だが、今回大会の全試合は無料ライブ配信される予定となっているので、日頃あまり目にすることない世界レベルのアーティスティックと日本選手の戦いに注目してみてはいかがだろうか。
大会ライブ配信:『AfreecaTV Billiards』
大会情報:『Union Mondiale de Billard』