歴史ある四ツ球、アマ日本一決定戦が開催
第66回全日本アマチュア四ツ球選手権大会@東京・学士会館
全国から16名のプレイヤーが集結
6月1日〜2日(土・日)、東京・神保町の学士会館撞球室において『第66回全日本アマチュア四ツ球選手権大会』が開催された。オールドファンには懐かしい四ツ球は、日本でも古くから親しまれているキャロムゲームの一つ。プールがメインとなり、キャロムではスリークッションが盛んになった現在でも、誰もが始めやすく、ビリヤードの基礎も学べ、入門にも最適で長く楽しむことができるゲームとしてプレーされている。
四ツ球は明治時代からプレーされている最も歴史ある競技
そんな中で『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)が主催するこの大会は、アマチュア四ツ球プレイヤー日本一を決める歴史あるもので、今回は全国から16名が集結し、8名×2組、120点ゲームの予選リーグと、ここから勝ち上がった各組上位2名による決勝トーナメント、3位決定戦、そして予選リーグ3位選手による5位決定戦が行われた。
今大会で見事優勝を勝ち取ったのは、関東東北代表の阪本容一選手。2019年大会で準優勝の実績を持つ阪本選手は、予選リーグを2位で通過すると、150点ゲームとなった準決勝で、同じく関東東北代表の波多野博之選手を150-30で下して決勝に進出。
もう一方の準決勝は、昨年の選手権者で今年も予選リーグで120点撞き切りを2回、アベレージ52.5と高い技術を見せたシードの飯田光明選手と、昨年その飯田選手に敗れ準優勝だった中国代表の野村敏選手の戦いとなり、この試合は飯田選手が昨年のリベンジを果たして150-88で勝利。
大会入賞者。左から優勝・阪本容一、準優勝・野村敏、3位・飯田光明、4位・波多野博之、5位・岩佐泰樹(中部代表)
迎えた決勝戦は阪本選手が素晴らしいプレーを見せて、96点のランを含む3キューで上がり切り150-38で野村選手を破り、自身初となる全日本アマ四ツ球タイトルを獲得した。
資料提供/NBA