今週末は女子戦線に刮目せよ
全日本女子プロツアー第3戦@神奈川・バグース川崎店
6月8日〜9日(土・日)の2日間に渡り、神奈川県川崎市の『バグース川崎店』を会場に『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)女子のランキング対象試合6戦目となる『全日本女子プロツアー第3戦』が開催される。今大会にはプロ34名、アマ30名の計64名がエントリーしているが、シードプロ16名のみがトーナメント表に入り、残るプロ18名とアマチュア30名は当日抽選となる(出場選手、組み合わせはこちら)。
今大会のフォーマットは、初日にナインボール7ラック先取、勝者ブレイク、16名枠×4組のダブルイリミネーション予選でベスト16を選出し、26日はベスト16戦から決勝戦まで、7ラック先取のシングルイリミネーションとなる。なお、今回は初日のラックが①ボールがフットスポットに置かれる通常の「ワンオンフット」で、2日目は、wnt.(ワールドナインボールツアー)でもスタンダードとなっている⑨ボールをフットスポットに置く「ナインオンフット」となっている。
前戦の『大阪クィーンズ』では小西さみあが決勝で河原千尋を下して優勝
JPBA女子のランキング対象公式戦は1ヵ月に1戦のペースで、ここまで1月の『第22回関西レディースオープン』、2月の『全日本女子プロツアー第1戦』、3月の『全日本女子プロツアー第2戦』、4月の『第32回関東レディースオープン』、5月の『第35回大阪クィーンズ』まで5戦が行われており、関西は栗林、全日本女子第1戦は村松さくら、そして全日本女子第2戦と関東レディースは河原、大阪クィーンズでは小西さみあが優勝を果たしている。
その結果までが反映された5月末時点のランキングを見ると、大阪クィーンズ決勝で、今年もトップをひた走る河原との直接対決を制して今シーズン初勝利を挙げた小西が、ポイント差をやや縮めて2位をキープし、この2人が3位の村松さくら以下をやや引き離している状況だ。
アメリカ遠征で4位に入った河原千尋は依然好調を維持
河原を中心にしながら、それを追う若手からベテランまでが優勝争いに絡む戦いを見せ、ますますヒートアップしてきた女子戦線。今大会の観戦料は両日ともに2,000円となっており、女子プロツアー恒例となっているギャラリーとプロによるペアマッチイベント、さらに豪華賞品が当たる勝者当てTOTOも行われる。タレント揃いで見応え十分の華麗なるナインボールバトルは今回も必見だ。