世界最高峰のナインボールバトルがいよいよ開幕
WORLD POOL CHAMPIONSHIP@サウジアラビア・ジッダ
現地6月3日(日本時間4日午前1時)、サウジアラビア・ジッダを舞台に『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(ナインボール世界選手権)がスタートする。今大会はwnt.(ワールドナインボールツアー)の中で、唯一『世界プール協会』(WPA)の公認となっている、現在世界最高峰のナインボールトーナメントだ。
出場するのはwnt.プロ100名に、wnt.唯一の女子プロであるピア・フィラー(ドイツ/FR:699)を含むワイルドカード枠15名と、開催国であるサウジアラビアのナショナルチーム、サウジアラビア連盟ワイルドカード枠を合わせた13名を加えた計128名。
大会の基本フォーマットは、9ラック先取、128名によるダブルイリミネーションのステージ1で勝者側から32名、敗者側から32名の計64名がシングルイリミネーションとなるステージ2に進出。以降、1回戦から準決勝までが11ラック先取、決勝は15ラック先取で戦われる。
先日もお伝えした通り、今大会に日本からは『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属でwnt.プロでもある大井直幸(FR:818)と吉岡正登(FR:750)が出場。すでに1回戦の組み合わせは発表されており、大井は日本時間4日2時30分から、ダニエル・マシオル(ポーランド/FR:809)と、吉岡は同22時30分からオーストリアのマックス・レヒナー(FR:811)と対戦する。
(FRはファーゴレート)
大井直幸(左)と吉岡正登
この試合に勝利すると、大井はデニス・グレイブ(エストニア/FR:798)vsタラル・アルブルーシ(UAE/FR:730)の勝者と、吉岡はアレックス・パグラヤン(カナダ/FR:812)vsアミール・アリ(イラク/FR:857※信頼性不足)の勝者と戦い、勝てば勝者側からのベスト64進出となる。
プールのプロプレイヤーとして最高の名誉であるナインボール世界王者の称号、そして世界選手権史上最高の優勝賞金25万ドル(約3,900万円)、さらにwnt.プロにとっては、各種大会に優先的に出場できるランキングなど、出場するプレイヤーにとって、この大会で得られるものはこれまでにないほど大きい。
8日(日本時間9日)のファイナルに到達し、全てを勝ち取るのは果たして誰になるのか。大井と吉岡の戦いも含め、ワールドトップスター達が繰り広げる6日間の戦いからは目が離せない。
ライブスコア:wnt. Live scores(要無料アカウント登録)