WPBA RAXX MEZZ INVITATIONAL@アメリカ・ニューヨーク州

『Women’s Professional Billiard Association 』（WPBA）主催の『WPBA RAXX MEZZ INVITATIONAL』（ラックスメッヅオープン）が、日本時間6月3日（月）に大会最終日を迎え、決勝戦でクリスティーナ・トカチ（AIN※/FR：731）を10-8で下した台湾の魏子茜（FR：744）が優勝を果たし、賞金10,000ドルを手にした。
（FRはファーゴレート）
（※AINは、国や地域を代表しない「中立な立場の個人資格の選手」を指す）

ダブルイリミネーションで行われた今大会、最終日の試合はまず、勝者側、敗者側それぞれでファイナル4に勝ち残っていた魏vsトカチ、河原千尋（FR：746）vsケリー・フィッシャー（イギリス/FR：763）の試合が行われ、まずは敗者側でフィッシャーに5-8で敗れた河原の4位が確定。

4位タイ・河原千尋（左）と9-12位・平口結貴

その後、勝者側で魏子茜に敗れたトカチ、河原に勝ったフィッシャーが敗者側最終戦で激突し、この試合を8-5で制したトカチが、決勝戦で再び魏に挑むこととなった。

完全なダブルイリミネーションの場合、この決勝戦でトカチが魏に勝利した場合、1敗の魏にはもう一度プレーオフを行うチャンスがあるが、今大会はプレーオフなしのルールのため、ここでトカチが勝てばそのまま優勝となる。

そしてこの日2度目の対戦となった10ラック先取の試合は、序盤3-3から3連取でリードを広げた魏が、着実にポイントを伸ばして9-5とリーチ。後がなくなったトカチだったが、今大会の好調ぶりそのままに3点を返して8-9と1点差に迫る。

トカチのブレイクでスタートした第18ラックは、①を巡るセーフティ戦となり、隠れた①に対してトカチがジャンプショットを放ったが、これが甘く残ってしまい、残り8球を冷静に取り切った魏がトカチに2連勝し、今大会唯一の無敗プレイヤーとして完全優勝を果たした。

（トーナメント表はこちら、ライブスコアはこちらから）。

・大会動画：YouTube『Women’s Professional Billiard Association』