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ナインボール世界選手権、優勝賞金は25万ドル

2024.05.20

WORLD POOL CHAMPIONSHIP@サウジアラビア・ジッダ

6月3日〜8日(火〜土)にかけて、サウジアラビア・ジッダで開催される『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(ナインボール世界選手権)は、wnt.(ワールドナインボールツアー)の中で、唯一『世界プール協会』(WPA)の公認となっている、現在世界最高峰のナインボールトーナメント。

wnt.の大会グレードは賞金総額により「ブルーリボン」「メジャー」「ランキングイベント」の3段階に分かれるが、この大会はもちろん最高グレードのブルーリボンで、これまで賞金総額が100万ドル(約1億5500万※)とアナウンスされていたが、5月19日(日)、オフィシャルX上で、その内訳と、基本的な大会フォーマットが発表された。
(※1ドル=155円で計算)

まず賞金については、優勝25万ドル(約3875万円)、準優勝10万ドル(約1550円)、3位タイ5万ドル(約775万円)、5位タイ2万7000ドル(約418万円)、9位タイ15000ドル(約232万円)、17位タイ7000(約108万円)ドル、33位タイ3500ドル(約54万円)、さらに65位タイ2,000ドル(約31万円)、98位タイ1,000ドル(約15万5000円)、大会中の連続マスワリ記録に2000ドル(約31万円)とプールの世界選手権史上最高額となっている。

大会フォーマットは、以下のように9ラック先取のダブルイリミネーションラウンドで64名に絞り込み、その後はベスト64戦からシングルイリミネーションとなり、準決勝までが11ラック先取、そして決勝は昨年までの13ラック先取からさらに2ラック多い15ラック先取となっている。

現在のところ出場プレイヤーに関する詳細情報はまだ発表にはなっていないが、昨年関係者に向けて送られた文書「WPNPC, World Nineball Tournament Entry Criteria」(WPNPC, wnt. エントリー基準)によると、ナインボール世界選手権は、ランキングトップ100のwnt.プロと、WPA枠とワイルドカード枠を合わせた28名がエントリーできるとなっており、変更等の可能性はあるが、発表されたフォーマットとも合わせて考えれば、大会は128名枠で開催されるだろう。

今大会は出場プレイヤーにとって、ナインボール世界一の称号はもちろん、これまでにない賞金と、wnt.の様々なイベントで優遇を受けることができるランキングがかかった大一番となる。ちなみにwnt.のランキングシステムによれば、例えば『UK OPEN』終了時の獲得賞金が45,144ドルでランキング25位の大井直幸が優勝した場合、獲得賞金は295,144ドルとなり、現在ランキングトップのフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)が準優勝だった場合でも、この1戦で1位に躍り出ることになる。

ワールドトップスターが集結し、名実ともに世界最高峰のナインボールバトルとなる今大会については、引き続き様々な情報をお伝えしていく。

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