宮下綾香が全日本初制覇
第31回全日本女子スリークッション選手権大会@東京・霞が関プラザホール特設会場
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激戦を制して初戴冠を果たした宮下綾香
ゴールデンウィーク後半の5月2日~3日(水・木)の2日間に渡り、東京・霞が関の『霞が関プラザホール特設会場』を会場に、『公益社団法人 日本ビリヤード協会』(NBA)が主催する『第31回全日本女子3C選手権大会』が開催された。
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会場となっている『霞が関プラザホール』
『世界女子スリークッション選手権大会 代表選考会』を兼ねる今大会には、昨年の選手権者である西本優子をシードに計16名が出場。大会初日の2日には、4名×4組による16点ゲームの総当り予選リーグが行われ、3日には予選リーグ各組上位2名による4名×2組、20点ゲームの総当りリーグの後、各組上位2名、4名による25点ゲームの決勝トーナメントと3・4位決定戦と5・6位決定戦が行われた。
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準優勝・井上牧子
初日の予選リーグを通過した8名による決勝ラウンドから勝ち上がってきたのは、宮下綾香(3勝0敗)、井上牧子(2勝1敗)、深尾典子(3勝0敗)、西本優子(2勝1敗)の4名。決勝トーナメントの初戦、25点ゲームとなる準決勝は宮下vs西本、深尾vs井上の対戦となった。
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3位・深尾典子
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4位・西本優子
『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属のプロ対決となった西本vs宮下の戦いは、予選ラウンドを苦しみながらも通過し、徐々に調子を上げてきた西本を、宮下が接戦の末に25-23で下し決勝へ。アマチュア対決となった深尾vs井上はこちらも激戦となり、井上が25-24で勝利して決勝に駒を進めた。
どちらが勝っても全日本初制覇となる宮下vs井上の戦いは、先行する宮下を井上が追いかける展開が続いたが、宮下10-7から井上が4点ランで逆転すると、試合中盤の時点で井上が13-12と1点のリード。ここから互いに譲らぬ展開が続いたが、井上の23-21から宮下が3点ランで逆転してワンモア。
しかし宮下があと1点を決めきれない中で井上が38キュー目に追いつき試合は24-24となる。決めれば勝利のショットに臨んだ井上だったが、これをわずかに外しターンは宮下に。最高潮に達した緊張感とプレッシャーの中、宮下がしっかりとラストショットを決め、嬉しい全日本女子スリークッション選手権初優勝を果たした。
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5位・西多智加
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6位・井上直美
なお20点ゲームで行われた、3位・4位決定戦は深尾20-5で西本を下し、西多智加vs井上直美の対戦となった5・6位決定戦は20-13で西多が勝利した。
そして本日4日からは同会場で、国内で最も長い歴史を持つ『第81回全日本スリークッション選手権大会』がスタート。前回大会で連覇 & 5度目の戴冠を果たした梅田竜二、昨年の全日本アマチュアスリークッション選手権者の加藤一寛、2023年度JPBFランキング上位の宮下崇生、船木耕司、竹島欧、森陽一郎、新井達雄、界敦康の計8名のシード選手に各地区代表40名を加えた計48名が、7日(火)までの4日間に渡り最高峰のスリークッションバトルを展開する。