台湾の周婕妤がアジア女王の座に
2024 ACBS Asian 9-Ball Ladies Championship@サウジアラビア・リヤド
大会ベスト4。写真左から3位タイ・河原千尋、準優勝・魏子茜、優勝・周婕妤、3位タイ・ソ・ソア
『世界プール協会』(WPA)傘下の大陸連盟として現在アジアのプールを統括する『アジアキュースポーツビリヤード連合』(ACBS)が主催する『2024 ACBS Asian 9-Ball Ladies』(女子アジアナインボール選手権)の全日程が終了。日本時間25日21時からスタートした台湾対決となった決勝戦で魏子茜を下した周婕妤が、自身初のアジア女王の座に就いた。
7ラック先取、交互ブレイクで行われたこの試合は、周のマスワリでスタートし、序盤は互いにポイントを取り合って3-3までは競り合う展開となる。迎えた第7ラック、周がこの試合3度目のマスワリで4-3と一歩リードを取ると、ここから試合は一気に周ペースに。
ここまでシュートやセーフティでミスがありながらも何とかポイント取り返してきた魏だったが、第8ラックで①を巡るセーフティ戦を制した周にポイントを奪われ、3-5とこの試合初めて2点のリードを許す。
ここでタイムアウトを取った魏だったが、第9ラックは周のシュートミスで得たチャンスを活かせず周が6-3でリーチ。そして後がなくなった第10ラック、ブレイク2個インで取り出しの①も狙えるオープンな配置となったが、ここでこの①をミス。残りを難なく取り切った周が7-3で勝利した。
YouTubeチャンネル『saudi pool2』より
ちなみに周は、2013年ワールドゲームズカリ大会(コロンビア)で金メダル、2022年女子テンボール世界選手権、2023年女子ナインボール世界選手権優勝など、すでにメジャータイトルを複数獲得しているワールドトップスターの1人であり台湾のエースだが、アジア女王のタイトルは初制覇。
また、今大会には『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)から、河原千尋、平口結貴、小西さみあ、栗林美幸の4名が出場し、河原が3位タイ、平口が5位タイ、小西、栗林が17位タイという結果だった。
写真提供/ACBS
ACBSオフィシャルサイト
大会ライブ配信『saudi pool2』