織田賢人が大会2度目の優勝
JOCジュニアオリンピックカップ 第24回全日本ジュニアナインボール選手権大会
織田は昨年優勝の金澤蒼生を下しての優勝
4月14日(日)、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』を会場に、『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)主催の『JOCジュニアオリンピックカップ 第24回全日本ジュニアナインボール選手権大会』が開催された。この大会には、北海道、東北、関東、中部、静岡、関西、沖縄の各地区からの15名に前回大会優勝シードの金沢蒼生を加えた16選手が出場し、ジュニア日本一の座を争った。
大会はまず16名を4名×4組に分け、総当りで行われた予選リーグからスタート。5ラック先取、交互ブレイクのフォーマットでの戦いの結果、1組からは3戦全勝の田附なな子(関東代表)と2勝1敗の金澤、2組からは3勝の織田賢人(中部代表)、2勝1敗の藤田万葉(関西代表)、3組からは3勝の新免和正(関西代表)と2勝1敗の割出すなほ(関東代表)、4組からは3勝の宮本琉成(関東代表)と2勝1敗の栗林宥(関東代表)が決勝トーナメントに進出した。
2位・金澤蒼生
3位・栗林宥
4位・藤田万葉
5位・宮本琉成
6ラック先取のシングルイリミネーションとなった決勝トーナメント1回戦は、予選1位選手と2位選手が対戦する組み合わせとなり、ここから栗林、織田、藤田、金澤の4名が準決勝に進む。準決勝ではともに今大会優勝経験のある織田と金澤が、初の準決勝進出となった栗林と藤田に勝利。決勝は昨年のジュニアナインボール世界選手権5位タイの実績を持つ金澤と、昨年ジュニアナインボールアジア選手権優勝の織田という、現在の日本のトップジュニアの激突となった。
新免和真
田附なな子
割出すなほ
ハイレベルな戦いとなった決勝戦は、2-2で迎えた第5ラックのマスワリで3-2とした織田が、次ラックの金澤のブレクスクラッチから取り切って4-2、さらにマスワリでそのまま5-2と一気にリーチ。第8ラックは金澤が何とか取り返したが、最終となった第9ラックもマスワリで締めた織田が、2年ぶり2度目の全日本タイトルを獲得した。
また今大会は、今年の世界ジュニア、アジアジュニアの代表選手選考を兼ねた大会でもあるため、派遣の優先順位を決めるための順位決定戦も行われ、3位栗林、4位藤田、5位宮本という結果となった。
予選1組3位・坂本美月(北海道代表)
予選1組4位・齋藤進之介(中部代表)
予選2組3位・合田琉花(関東代表)
予選2組4位・伊藤慎之佑(東北代表)
予選3組3位・安富祖結真(沖縄代表)
予選3組4位・安部ひなた(東北代表)
予選4組3位・柳下稜翔(静岡代表)
予選4組4位・三浦蒼流(中部代表)