wnt.ランキングイベントはフランシスコ・サンチェスルイスが優勝
FSR91 NINEBALL OPEN@スペイン・ヴィーゴ
大会の「顔」にもなっていたFSRが圧倒的な強さを見せた
招待イベントであるアメリカでの『PREMIER LEAGUE POOL』を終えた3日後、28日〜30日(木〜土)の日程で、wnt.(ワールドナインボーツツアー)のランキングイベント『FSR91 NINEBALL OPEN』(FSRナインボールオープン)が開催され、現在wnt.ランキングトップのフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン/FR:841)が、決勝で同9位のデビッド・アルケイド(スペイン/FR:811)を下して優勝を果たした。
(FRはファーゴレート)
この大会には開催地スペインの31名のプレイヤーを中心に、ヨーロッパ、南米、アジアから64名が出場し、9ラック先取のダブルイリミネーションラウンドから16名が決勝トーナメントに進み、以降、準決勝までが10ラック先取、決勝は13ラック先取で戦われた。
今シーズンのwnt.は本格的にワールドワイドな展開をスタートさせており、これまでも、スロベニア、台湾、コロンビアなど様々な国で小規模なランキングイベントを行いながら、開催国やその近隣の国々のプレイヤーへのwnt.の浸透を図っている。
実際今回も、これまであまりワールドプールシーンのトップツアーへの参加がなかったアルゼンチンのプレイヤーが10名出場し、アリエル・カスト(FR:738)、アンヘル・レデスマ(FR:665※)、アンヘル・ガブリエル・アコスタ(FR:717)の3名が17位タイとなり賞金を獲得している。
(※は現時点で信頼性不足のため参考値)
そしてこの流れはこれからも続き、今週末の4月5日〜7日(金〜日)にはイタリア・モデナで『MARINA POOL OPEN』、翌週11日〜14日(木〜日)にはアメリカ・ペンシルバニア州で『DIAMOND OPEN NINEBALL PROFESSIONAL PLAYERS CHAMPIONSHIP』、さらに16日〜20日(火〜土)には、メキシコ・クリアカンを舞台に『MEXICO OPEN』が開催される。
6月にサウジアラビア・ジェッダで開催される『WORLD POOL CHAMPIONSHIP』(ナインボール世界選手権)の優勝賞金が25万ドルとなったように、ワールドトップスターが華々しい舞台で脚光を浴びながら最高峰のナインボールを見せ、その位置を狙うプレイヤー達は、世界各国で行われるイベントで競い合い、自身のレベルを上げながらランクアップを目指す。ナインボールをメジャーな存在にしていくためにwnt.が描いている明確な戦略は、現在のところ着実に実行されていると言えるだろう。