頂点に立ったのはシェーン・バンボーニング
『PREMIER LEAGUE POOL』開催中@アメリカ・コネチカット州
シェーン・バンボーニングが大会初制覇
3月18日~25日(月ー月)の8日間に渡ってアメリカ・コネチカット州で開催されていたwnt.(ワールドナインボールツアー)主催の『PREMIER LEAGUE POOL』が日本時間26日(火)に大会最終日を迎え、この日まで勝ち残っていたトップ6による最終リーグ戦のステージ3から準決勝、決勝戦までが行われた。
まず、ステージ3に勝ち残った6名はそれぞれ5試合を戦ったが、ここで前日まで4位だった柯秉中が5戦全勝と勝ち星を伸ばして21勝8敗で1位通過。2位は前日までのトップだった20勝9敗のジョシュア・フィラー、3位は19勝10敗の柯秉逸となった。
決勝トーナメント進出最後の枠である4位争いは、シェーン・バンボーニングとフェダー・ゴーストが17勝12敗で並んだが、得失ラック差で前日まで3位だったバンボーニングが滑り込んだ。
7ラック先取となる準決勝の対戦は、1位vs4位の柯秉中vsバンボーニングと2位vs3位のジョシュア・フィラーvs柯秉逸。ここから7ラック先取となる一発勝負に勝ったのはバンボーニングと柯秉逸。まずは柯秉逸がフィラーを7-3と圧倒すると、ステージ3では1勝4敗と振るわなかったバンボーニングが、序盤の⑨を始め手痛いミスが続いた柯秉中を7-3で下して決勝に進んだ。
大会通算183試合目となる決勝戦は互いにブレイクが決まらない中、序盤から中盤にかけ4-4まで競り合う展開となったが、ここから抜け出したのがバンボーニング。第9ラックでは柯秉逸のジャンプショットファウルの後を取り切り5-4、次ラックでは柯秉逸のセーフティが見えたところで、完璧なセーフティにもなっていた②⑨キャノンが決まってリーチ。
最終となった第11ラックでは、ブレイク2個インから途中のポジションミスをジャンプショットでリカバリーしながらのマスワリフィニッシュ。ゲームボールを沈めた瞬間にテーブルに突っ伏し、長い戦いの終わりと優勝の喜びを表したボーニングが大会初優勝を果たし、優勝賞金2万ドルを獲得した。
wnt.の次戦はスペインを舞台に28日〜30日(木〜土)の日程で開催されるランキングイベントの『FSR91 NINEBALL OPEN』。その後4月には、イタリア、アメリカ、メキシコ、スコットランドでランキングイベントが4試合、そして4月25日〜28日(木〜日)には、優勝賞金4万ドルの招待イベント『WORLD POOL MASTERS』がドイツで開催される予定となっている。
全試合はTable1とTable2の2台で行われ、その模様は以下から視聴可能。
Table1:YouTube『matchroom pool』
Table2:YouTube『Matchroom Multi Sport』