梅田竜二・宮下崇生ペアが銅メダル獲得
36th World Championship National Teams 3-Cushion@ドイツ・フィアゼン
梅田&宮下ペアは3年連続の出場で結果を残した
世界のキャロムビリヤードを統括する『Union Mondiale de Billard』(UMB)は現在、男女とジュニアのスリークッションを始めとしたキャロムビリヤードの世界選手権を主催・公認している。その中にあって国を代表した2人1組のチームマッチで世界一を争うのが『World Championship National Teams 3-Cushion』(3クッション世界選手権 国別対抗戦)で、3月21日~24日(木〜日)の4日間に渡り、その第36回目となる大会がドイツ・フィアゼンを舞台に開催された。
大会には世界16ヵ国のチームが出場。まず4チーム×4組のリーグ戦を行い、各組上位2チームが決勝トーナメントに進む形式で、試合は一対一の40点ゲームを2戦行い、1−1となった場合、リーグ戦はドロー、決勝トーナメントは15点ゲーム(スコッチダブルス)のタイブレークを行うフォーマットで争われた。
この大会の日本代表は『日本プロビリヤード連盟』(JPBF)所属の梅田竜二と宮下崇生の2人。このペアは一昨年から3年連続出場で、2022年大会の成績はベスト8、2023年大会は予選ラウンド敗退であった。
梅田竜二
宮下崇生
今年のチーム日本は、予選リーグ初戦のフランス戦で敗れたものの、その後のヨルダン、オランダとの戦いに勝利してリーグ2位で決勝トーナメントに進出。準々決勝は2勝1分けで予選リーグを1位通過したスウェーデンと対戦し、梅田が『スリークッション世界選手権』優勝7度を誇るトルビヨン・ブロムダールに40-34、宮下がマイケル・ニルソンに40-21と快勝して準決勝に進んだ。
決勝進出をかけたスペインとの準決勝は、宮下がセルジオ・ヒメネスに36-40で敗れるも、梅田がルベン・レガスピを40-30で破ってタイブレークに突入。ここで5イニングで15点を撞き切ったスペインの前に惜しくも敗退したが、世界の強豪と最後まで互角に渡り合い堂々の銅メダル獲得となった。
なお、決勝戦は2023年スリークッション世界選手権優勝のバオ・フォン・ビンと同準優勝のトラン・クイェット・チェンのチームベトナムとスペインの対戦となり、1-1からのタイブレークを15-14で制したベトナムが初優勝を果たした。
バオ・フォン・ビン(左)とトラン・クイェット・チェン
写真提供/touch magazine