ウェブキューズはビリヤードの全てがわかる総合情報サイトです。

増渕享士、坂田夕紀が東日本代表に

2024.03.19

第32期球聖戦・第15期女流球聖戦 東日本地区A級戦

増渕享士

3月17日(日)、『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)が主催するナインボールを種目とした個人タイトル戦『第32期球聖戦』(男子)及び『第15期女流球聖戦』(女子)の『東日本地区A級戦』が開催された。会場となったのは男女ともに東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』。

まず『第32期球聖戦・東日本地区A級戦』には、関東地区代表16名、北海道3名、東北9名に、A級シード選手4名を加えた計32名が出場。交互ブレイク、勝者側6ラック先取、敗者側5ラック先取、16名×2組に分かれたダブルイリミネーションで、勝者側から8名、敗者側から8名が勝ち残り、16名による7ラック先取のシングルイリミネーションとなるフォーマットで戦われた。

●A級シード選手
持永隼史、村松勇志、風見仁、喜島安広

強豪揃う中で素晴らしいプレーを見せたのが関東代表(東京)の増渕享士。ダブルイリミネーションラウンドを勝者側から通過した増渕は、シングルイリミネーションの初戦から北海道代表の寺田友紀、関東代表(千葉)の小宮山秀男を下し、準決勝では東北代表(岩手)の福田充寿を破って決勝に進出。昨年の東日本代表でA級シードの持永隼史との対戦となった決勝は接戦となったが、この試合を7-5で制して自身初となる東日本代表の座を手にした(結果はこちら)。

坂田夕紀

『第15期女流球聖戦・東日本地区A級戦』には、関東地区代表11名、北海道2名、東北2名に、昨年の東日本代表選手で『第14期女流球聖戦 球聖位決定戦』に出場したA級シードの井上直美を加えた16名が出場。試合は、勝者側、敗者側ともに5ラック先取、16名によるダブルイリミネーションで勝者側、敗者側からそれぞれ4名が勝ち上がり、その後8名による7ラック先取のシングルイリミネーションで代表1名を決定するフォーマットで進められた。

昨年代表の井上がダブルイリミネーションの段階で敗れる展開の中で代表の座を射止めたのは関東代表(神奈川)の坂田夕紀(神奈川)。『全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』(アマローテ)で、2021年、2022年と全国タイトル連覇を達成している坂田は、勝者側からシングルイリミネーションに勝ち上がると、ともに関東代表で東京の里吉美華子、倉田美穂を破って決勝に進み、最後まで安定したプレーで北海道代表の山田希織に7-5で勝利した(結果はこちら)。

第32期球聖戦は、この後いよいよ増渕と西日本代表の西拓也が4月20日(土)に千葉県松戸市の『Anything』で、現球聖位の小宮鐘之介への挑戦権をかけて戦う『挑戦者決定戦』に進む。また、第15期女流球聖戦は、3月24日(日)の『西日本地区A級戦』で西日本代表が決定する。

写真提供/JAPA

ページトップへ
×