16名による決勝トーナメントがスタート
全日本女子プロツアー第2戦@名古屋・春岡クラブⅡ、名城
予選会場となった『春岡クラブⅡ』
長い冬が終わりに近づいた3月9日(土)、名古屋の2会場(春岡クラブⅡ、名城)で全日本女子プロツアー第2戦の予選がスタートした。決勝はベスト16より10日(日)に春岡クラブⅡで開催される。今回のエントリー上限は52名。最近の大会ではエントリー人数が増加傾向にあったが、ちょっと落ち着いてきたのかキャンセル待ちが出ることもなかった。フォーマットはナインボール7ラック先取、勝者ブレイク。予選ダブルイリミネーション、ベスト16から決勝シングルだ(組み合わせはこちら)。
今期の女子ツアーは1月末の関西レディースからスタートして、今回で3戦目となる。まだ確定情報ではないが、今期は14戦を予定しているとのこと。11月の全日本選手権が最終戦だと考えると、結構な過密スケジュールになると予想される。果たして年末には誰がトップの座に就いているのだろうか。
河原千尋
現ランキング1位は河原千尋。今期はまだ国内で結果を出していないが、2月終わりのラスベガスオープンではベスト8で平口結貴との日本人対決を制し、ベスト4で陳思明に敗れたものの3位タイに入って気を吐いた。河原は予選を順当に勝ち上がり、ベスト16の対戦相手は高木まき子だ。高木は敗者最終で新人プロの小田崎愛子と対戦。先行するも粘る小田崎に6-5まで追い上げられたが凌ぎ切った。小田崎は惜しくもプロ入り初のシングル入りを逃してしまった。
小田崎愛子
新人プロ3名のうち、関西オープンから連続して決勝シングル入りしていた谷みいなは女子スヌーカー選手権参加のため不参加。黒澤杏も1勝を挙げたが最終までは進めなかった。参加ポイントの関係でプロ入り初年度はランキングを上げるのが大変だが、一戦一戦を大切にして将来に繋げて欲しい。
黒澤杏
2月の第1戦で初優勝を飾った村松さくらは第5シード。7-1、7-0と対戦プロを圧倒してベスト16入り。ツアー連勝にまず立ちはだかるのが、昨年2勝で最新ランキングを2位まで上げている小西さみあだ。
村松さくら
関西レディースに勝って幸先の良いスタートを切った栗林美幸は、先月のツアー第1戦ではベスト16で準優勝だった山内公子にヒルヒル負け。今回は勝者最終で府川真理にやはりヒルヒル負けしたものの、裏からきっちり勝ち上がって来た。栗林が引いたのは第6シード、久保田知子の脇だ。
山内公子