大井直幸がベスト16進出
男子テンボール世界選手権@アメリカ・ラスベガス
大井直幸は敗者側から4連勝でベスト16入り
現地27日(日本時間28日)にスタートした『PREDATOR WPA WORLD 10-BALL MEN’S CHAMPIONSHIP』(男子テンボール世界選手権)は大会3日目を迎え、日本から出場している大井直幸(FR:817)と土方隼斗(FR:800)が敗者側からのベスト16入りを目指して戦いに挑んだ。
まず勝者1回戦で柯秉逸(台湾/FR:830)に敗れ早々に敗者側に回った大井は、敗者1回戦、2回戦を勝ち進み、日本時間3月1日3時からの敗者3回戦でドイツのルカ・メン(FR:753)と対戦。
敗者3回戦は快勝
第1セットは要所でのシュートミスから2-3と先にリーチをかけられたが、ここから1点を取り返すと、最終の第7ラックをマスワリで閉めてまずは1セットを先取。第2セットも2連続マスワリでリードを奪うと、その後1点を返されたが、メンのスクラッチからの取り切り、マスワリで4-1。セットカウント2-0で敗者最終戦に進む。
大井直幸vsルカ・メン(Pro Billiard TV)
大井は9時にスタートした敗者最終戦でもイプ・キンリン(香港/FR:762)を4-1、4-1と寄せ付けず、敗者側からの4連勝でベスト16進出を決めた。
大会2日目の勝者最終戦でフェダー・ゴースト(AIN/FR:844)に敗れた土方は、大井と同時刻の9時から、バデル・アルアワディ(クウェート/FR:775)と敗者最終戦を戦った。この試合の土方は序盤から波に乗れず第1セットを1-4で失うと、続くセットも1-4で落とし、ベスト16入りはならずここで大会終了となった。
(※AINは、国や地域を代表しない「中立な立場の個人資格の選手」を指す)
土方は17位タイでフィニッシュ
男子テンボール世界選手権はこれでベスト16が出揃い、いよいよクライマックスに向けたシングルイリミネーションに進んでいく。その初戦、大井の相手はスカイラー・ウッドワード(アメリカ/FR:810)で日本時間2日3時にスタート。これに勝てば7時からの準々決勝でエクレント・カチ(アルバニア/FR:832)vs バデル・アルアワディ(クウェート/FR:775)の勝者と対戦する。
写真/森覺摩
PRDATOR PRO BILLARD SERIES