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大井直幸、土方隼斗、平口結貴が出陣

2024.02.28

PBSウィメンショーダウン & 男子テンボール世界選手権@アメリカ・ラスベガス

土方隼斗は勝者最終戦に進出

世界プール協会』(WPA)公認のランキングイベントと招待イベント5試合が連続開催中のラスベガス。現地27日(日本時間28日)に男女のメインイベント『PREDATOR WPA WORLD 10-BALL MEN’S CHAMPIONSHIP』(男子テンボール世界選手権)と『PBS WOMEN SHOWDOWN』(ウィメンショーダウン)がスタートした。

大井直幸(FR:817)と土方隼斗(FR:799)が出場している男子テンボール世界選手権はこの日、64名によるダブルイリミネーションラウンドが行われ、日本時間28日6時からの勝者1回戦で大井は柯秉逸(台湾/FR:830)、土方はジョン・モーラ(カナダ/FR:795)と対戦。
(FRはファーゴレート。)

大井直幸は敗者側からベスト16入りを目指す

大井 vs 柯のゲームの第1セット、幸先よく先制した大井だったが、ここから要所での攻防のショットが決まらず柯に4連取を許して0-1。第2セットも調子が上がらないまま0-3となり、ここから2点を返したが、第6ラックのブレイクがノーインとなり、柯が10球をきっちり取り切ってセットカウント0-2。敗れた大井は敗者側に回り、ここから4連勝でベスト16入りを目指すこととなった。

大井直幸vs柯秉逸(Pro Billiard TV

この後大井は、29日3時からの敗者1回戦でモハマド・アリ・ベルジャウイ(ヨルダン/FR:724)と対戦し、ここで勝てば9時30分からの敗者2回戦でヤニック・ポンジャース(オランダ/FR:747)と対戦する。

モーラと対戦した土方は、第1セットを2-4で取られたものの、第2セットのヒルヒル戦を4-3で制して1-1とする。そしてスコアが3-3になった時点でシュートアウトとなる第3セットを4-1で取り、セットカウント2-1で勝利。さらに12時からの勝者2回戦で、 ダニー・ヒューイット(カナダ/FR:773)を2-0で下して勝者最終戦進出を決めた。土方は29日12時から、勝者側からの決勝トーナメント進出をかけてフェダー・ゴースト(AIN/FR:844)と戦う。
(※AINは、国や地域を代表しない「中立な立場の個人資格の選手」を指す)

平口結貴はシュートアウトで惜敗

平口結貴(FR:715)が出場中の『PBS WOMEN SHOWDOWN』(ウィメンショーダウン)はこの日、4名×4組に分かれたグループリーグの第1戦を消化。平口は28日9時からラスベガスオープン女子のチャンピオン、チェスカ・センテノ(フィリピン/FR:770)と対戦した(出場選手とグループは以下)。

●グループA
周婕妤(台湾/FR:774)
洪夢霞(オーストラリア/FR:733)
マーガレット・フェフィロバ-スタイヤー(AIN/FR:730)
ピア・フィラー(ドイツ/FR:695)

●グループB
陳思明(中国/FR:797)
韓雨(中国/FR:792)
陳佳樺(台湾/FR:741)
クリスティーナ・ズラテバ(ブルガリア/FR:688)

●グループC
ジャスミン・オーシャン(オーストリア/FR:750)
アリソン・フィッシャー(アメリカ/FR:749)
魏子茜(台湾/FR:747)
ソ・ソア(韓国/FR:741)

●グループD
チェスカ・センテノ(フィリピン/FR:770)
ケリー・フィッシャー(イギリス/FR:764)
クリスティーナ・トカチ(AIN/FR:730)
平口結貴(JPBA/FR:715)

第1セット、平口は展開も味方に付けながら3-2と先にリーチをかけるが、第6ラックの⑥シュートミスから3-3に追いつかれる。しかし最終第7ラックで巡ってきたチャンスで、③-⑨キャノンを決めきって1-0と先行。しかし第1セットの第1ラックでの⑨ミスから流れを失い、このセットを1-4で落とす。

ここから試合はシュートアウトに入り、先攻センテノ、後攻平口が4イニングで2回ずつミスし、ここからサドンデスに突入。さらに難しくなったシュートをどちらも決めていくが、最後は6-6からセンテノが決めた後のシュートを外し、惜しくも1-2で1敗目を喫した(シュートアウトのルールは以下)。

同時に行われた同組のケリー・フィッシャー(イギリス/FR:764) vs クリスティーナ・トカチ(AIN/FR:730)戦ではトカチが2-1でフィッシャーを下して1勝0敗。平口はこの後29日5時からフィッシャー、9時30分からトカチの順で対戦する。

平口結貴vsチェスカ・センテノ(Pro Billiard TV

写真/森覺摩
PRDATOR PRO BILLARD SERIES

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