リー・バン・コルテッザ、チェスカ・センテノが優勝、河原千尋は3位タイ
LAS VEGAS MEN’S OPEN & LAS VEGAS MEN’S OPEN
JPBA勢最高位でフィニッシュした河原千尋
現地21日に開幕した『世界プール協会』(WPA)公認のランキングイベント『LAS VEGAS MEN’S OPEN』(ラスベガスオープン男子)と『LAS VEGAS WOMEN’S OPEN』(ラスベガスオープン女子)が最終日を迎え、男女とも決勝までが行われた。
まずラスベガスオープン女子は準決勝からスタート。JPBA勢として唯一最終日に進出した河原千尋(JPBA/FR:749)は陳思明(中国/FR:797)と対戦したが、0-2、2-4と2セットを連取され惜しくもここで敗れ、3位タイのフィニッシュとなった。チェスカ・センテノ(フィリピン/FR:770) vs ソ・ソア(韓国/FR:741)の試合は、1-1からの第3セットのスコアが3-3となりシュートアウトにもつれ込む激闘となったが、ここを4-3で制したセンテノが決勝に進出。
女子優勝はフィリピンのチェスカ・センテノ
ワールドトップの戦いとなった決勝は、第1セットからハイレベルな戦いとなり、まずはセンテノが3-2からの第7ラックで⑩ボールインのブレイクから10個を取り切って1-0とする。第2セットは3-1とリーチをかけたセンテノに対して、陳が1つ取り返して2-3。続く第6ラック、陳のブレイクは2個インで、取り出しの①もしっかり沈めてマスワリかと思われたが、④をまさかのシュートミス。残り5球を難なく取り切ったセンテノがタイトルをその手にした。
女子決勝(Pro Billiard TV)
ラスベガスオープン男子は準々決勝からスタートし、リー・バン・コルテッザ(フィリピン/FR:814)、柯秉中(台湾/FR:834)、カルロ・ビアド(フィリピン/FR:830)、フランシスコ・サンチェスルイス(スペイン/FR:842)が勝利し、準決勝はコルテッザvs柯、ビアドvsサンチェスルイスの対戦となる。
ここではテンボールに強いフィリピン勢がともに勝利して決勝で対決。この試合はコルテッザが4-2で第1セットを取り、第2セットはビアドがまず2-0と先行。コルテッザも1点を返すがビアドが先に3-1とリーチをかける展開となる。しかしここからコルテッザが2-3とすると第6ラックのマスワリで3-3。
男子優勝はフィリピンのリー・バン・コルテッザ
コルテッザの勝利か、ビアドが粘って第3セットに突入するのか。勝負の第7ラックは、コルテッザのブレイクノーインからビアドが取り切りを進めていったが、⑤でまさかのキューミス。ファウルにこそならなかったが、チャンスを得たコルテッザが、⑤のシュートを決めつつトラブルとなっていた⑥⑦のクリアにも成功。しっかりと残り5球を沈め、優勝賞金3万ドルをその手にした。
男子決勝(Pro Billiard TV)