wnt.開幕戦はカルロ・ビアドが制す
The 2nd Universal Chinese Taipei Open@台湾・台北
12日に最終日を迎えたwnt.(ワールドナインボールツアー)の2024年シーズン最初のランキングイベントである『The 2nd Universal Chinese Taipei Open』(台北オープン)。この日は準々決勝から決勝戦までが行われ、カルロ・ビアド(フィリピン/FR828) vs バーニー・レガラリオ(フィリピン/FR:781)のフィリピン対決となった決勝を13-7で制したビアドが優勝を果たした。
12日の初戦、準々決勝に勝利したのはビアド、レガラリオ、アロイシウス・ヤップ(シンガポール/FR:831)、張玉龍(台湾/FR:797)の4名で、11ラック先取の準決勝はビアド vs 張、ヤップ vs レガラリオの組み合わせ。
まずビアド vs 張は、序盤リードを取った張に対してビアドが中盤に逆転。張も終盤にかけて粘りを見せてスコアは9-9となったが、ここからビアドが2連取し11-9で決勝に進出。また、ヤップ vs レガラリオの1戦は、序盤にヤップがリードする展開だったが、レガラリオがヒルヒルの末に11-10で勝利した。
すでにワールドトップスターの1人としてナインボール世界選手権、USオープン、ワールドゲームズなどビッグタイトルを獲得しているビアドと、今大会でブレイクを果たした18歳のレガラリオの決勝戦。互いにブレイクが決まらずどちらも走れない展開の中、レガラリオが高い技術を見せて中盤まで競り合いが続く。しかし、7-7で迎えた第15ラックのセーフティ戦を制したビアドが8-7とすると、ここからはビアドが一気に走り切って勝利し、wnt.開幕戦優勝を果たした。
なお、PBAからこの大会に出場していた羅立文(FR:799)、ジュリアン・セラディラ(FR:779)、そしてwnt.プロとなったばかりの大井直幸(FR:817)はそれぞれ33位タイ、65位タイ、17位タイの成績でフィニッシュしている。