ランキング1位 & ベストアマコメント
寬仁親王牌 第56回全日本選手権国際オープン@尼崎・アルカイックホール・オクト
ベスト64戦が終了した直後に聞いた土方隼斗プロのコメントと、残念ながらベスト64戦で大会終了となったものの、ベストアマ賞獲得となったジュニア戦士、金澤蒼生アマのコメントを併せて紹介します。
土方隼斗
――ベスト32に進出ですね。
土方 ありがとうございます。今の菅原プロとの試合は、ブレイク後の配置がお互いに良くなくて、かなりセーフティ戦になったので、なかなか苦しかったですが、とりあえず勝てました。
――久しぶりの全日本はいかがですか?
土方 やはりテーブルの違いが少し難しいですね。最近よく海外には行っているんですが、それともコンディションはかなり違います。テーブルによってもかなりボールの出方も変わってくるので、そこで皆さん苦戦しているなと。
――今回は皆さんが初めてですけど、ステージ1からの勝ち上がり組に若干アドバンテージがあるようにも感じます。
土方 確かにそれは少しありますが、やはりしっかりと対応できているプレイヤーは、いきなりでも勝っています。コンディションがわかってかなり注意して撞いても難しいですから。
――土方プロは今はアジャストしていますか?
土方 いやあ、まだですね。乗ってキューを出していけない感じのコンディションなので、落ち着いて、冷静に判断ができないと簡単なポジションミスが出ます。皆さんのプレーを見ているとやはり出過ぎが多い。最近の海外の試合だと、キューが出なくて弱くなってしまうことがあるんですけど逆ですね。最後のひと伸びが、3伸びくらいする感じです。かなり気を使って撞いています。
――今年は海外でも成績が上がっていますね。
土方 はい、今は良い感じで上位に行けてるんで状態は良いです!
――明日のベスト32戦は竹中寛プロとの対戦です。
土方 今年はランキング上位勢がかなり早い段階で負けてしまっていて、その中で上位勢同士の対戦になってしまいましたが、何とか頑張って勝ちたいと思います。
金澤蒼生アマ
――今回はステージ1から出場でしたが、大会はいかがでしたか?
金澤 今回は19日の学生選手権からずっとここで撞いているので、だんだん感じが良くなってきました。ただ、プロの皆さんとのブレイクの差が大きくて、やっぱりまだまだだなと思いました。
――しかし初の全日本でシングルに残りました。
金澤 正直よく上がれたなと思います。飯間(智也プロ)さんに勝って、気分的に乗って撞けたのが良かったかなと思います。
――今回は良い経験になりましたか?
金澤 はい! この1週間、特に今日なんかは、海外や日本の有名なプレイヤーを見ることができて、参考になることも多くて勉強になっています。日頃からお世話になっている竹中(寛プロ)さんが残っているので応援して、明日もたくさんのプロの皆さんのプレーを見たいと思っています。そう言えばベストアマが決定したんです。ベスト64戦で負けたアマの中で一番多い7点を取ったんですけど、これはもうミカ・イモネンさんのおかげです(笑)。ありがとうございます!