初めて挑む全日本選手権!
グランプリイースト第6戦会場で意気込みを聞く①
左から杉山功起、神箸渓心、羽生氏郷
現在日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)には、男子191名、女子60名のトーナメントプロが在籍しており、その多くが、全日本選手権で自らの力を100%発揮することを大きな目標の1つとしている。しかし、2020年〜2022年までの3年間は残念ながらその舞台は閉ざされ、この間にJPBA入りしたプロ達が、アルカイックホール・オクトでプレーすることは叶わなかった。
ここでは、11月12日に開催されたグランプリイースト第6戦の会場で、4年ぶりに帰ってきた全日本にプロプレイヤーとして初出場する3名に、全日本選手権への想い、大会に向けた意気込みなどについてコメントをいただいた。
杉山功起(FR:734)
※FRはファーゴレート
2000年10月7日生まれ(23歳)、岐阜県出身。2021年(55期)にJPBA入り。2023年JPBAランキング5位(10月末時点)。今年は開幕戦の関西オープン、7月の東海グランプリで3位タイに入賞するなど、公式戦は未勝利ながらハイアベレージなプレーを見せている。
神箸渓心(FR:749)
2000年12月29日生まれ(23歳)、愛知県出身。2023年(57期)にJPBA入り。2023年JPBAランキング32位。ルーキーシーズンながら、5月の全日本14-1オープン選手権でプロ初優勝、ジャパンオープンで3位タイとランキングも上昇中。日本スヌーカー界のナンバー1プレイヤーでもある。
羽生氏郷
1985年8月31日生まれ(38歳)、東京都出身。2021年(55期)にJPBA入り。2023年JPBAランキング66位。2月のグランプリイースト第1戦でプロ入り初のベスト16に進出。さらに11月の第6戦でも決勝トーナメントをプレー。今年はオープン戦にも積極的に出場し経験値を高めている。
今回は3名の初出場プロのコメントを紹介したが、彼らを含め計男女計27名が、全日本選手権の開催がない期間にトーナメントプロとしてJPBA入りしている。個の中には今回出場しないプレイヤーも、アマチュア時代に全日本を経験済みのプレイヤーもいるが、プロとして初の舞台に立つ彼ら、彼女らのプレーにも注目してみたい。
●2020年プロ入り(54期)
川上善広、比嘉龍矢、田中優馬、山田晃司、佐原弘子、村松さくら
●2021年プロ入り(55期)
鐵山泰三、木本忠臣、丸岡文子、岸本真志、羽生氏郷、酒井賢志朗、杉山功起、尾崎将之
●2022年プロ入り(56期)
神尾啓、榊原甲太郎、ジュリアン・セラディラ、大屋亜梨須、鈴木謙吾、成田茂隆
●2023年プロ入り(57期)
川連一斗、島田友亮、齋藤泰治、神箸渓心、若江梨々花、木村裕次郎、山下直生