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【全日本選手権情報】JPBA女子トップランカー+α編
開幕まで4日となった『寬仁親王杯 第56回全日本選手権国際オープン』。今年のJPBA女子の2023年シーズンは、例年に比べて大会数が増え、ルーキーからベテランまでが熱い戦いを演じたことで、個々のパワーアップがより感じられる1年となった。ここでは、今年の女子ナインボール、ステージ2から出場し、全日本タイトルを7大会ぶりに日本にもたらすことを狙う、JPBA女子トップランカー+αを紹介する。(※ランキングは10月末時点)
1位:河原千尋(FR:748)
※FRはファーゴレート
1985年1月5日生まれ(38歳)、大阪府出身。2004年(39期)にJPBA入りして以降、現在までの公式戦勝利数は41。2013年〜2019年までの7回連続を含み、計9回JPBA女子ランキング1位(MVP)を獲得。2023年は1月の女子ナインボール世界選手権で5位タイに入賞し、国内ではここまで、公式戦3勝(大阪クイーンズオープン、全日本女子プロツアー第4戦、MEZZ京都レディースオープン)を挙げてランキング1位を堅持している。全日本選手権のキャリアハイは、2013年、2015年、2016年の準優勝。
2位:小西さみあ(FR:651)
1994年1月18日生まれ(29歳)、東京都出身。2018年(52期)にJPBA入りし、翌年にプロ公式戦優勝を果たし、現在まで公式戦3勝。2023年は開幕戦の1月の関西レディースオープンで優勝。その後7月の東海レディースグランプリで今季2勝目を挙げるなど大きくステップアップ。自己最高位となるランキング2位まで駆け上がってきた。全日本のキャリアハイはアマチュア時代に出場した2014年大会の5位タイ。
3位:栗林美幸(FR:717)
1979年1月13日(44歳)、香川県出身。2003年(37期)にJPBA入りし、これまで公式戦通算33勝。2008年にMVPを獲得。出産、育児のための休会(2011年シーズン終盤〜2013年中盤)を経て、2014年にフル参戦を再開した後は、常にランキングトップ5以内で戦っている。2023年も公式戦3勝(全日本女子プロツアー第1戦、第3戦、関東レディースオープン)を挙げている。全日本選手権では2017年に準優勝の成績を残している。
4位:平口結貴(FR:715)
写真/森覺摩
1997年7月11日生まれ(26歳)、北海道出身。2016年(50期)にJPBA入り。プロデビュー戦の関東レディースオープンでいきなり優勝し、翌年にはジャパンオープンを女子史上最年少で制覇し、2022年には初のMVPを獲得。公式戦は現在まで7勝。2023年は全日本プロツアー第2戦で今季初勝利を挙げ、積極的に挑戦している海外戦では1月の女子ナインボール世界選手権での9位タイが最高位。全日本では2015年、2016年の5位タイがキャリアハイ。
5位:青木知枝(FR:683)
1984年1月29日(39歳)、愛媛県出身。2010年(44期)にJPBA入りし、現在まで公式戦は4勝。関東に拠点を移した2016年、全日本女子プロツアー第3戦で公式戦初勝利を挙げて以降、一気にランキングをアップさせ2017年のランキングは2位。2018年の出産、育児期間を経て、2019年に復帰した後は再びトップ戦線に返り咲き、今年ジャパンオープン初制覇を達成した。全日本のキャリアハイは、2017年大会の3位タイ。
7位:梶谷景美(FR:678)
1968年12月8日(54歳)、大阪府出身。1992年(24期)にJPBA入り以来、積み重ねてきた公式戦勝利数は記録に残るものだけでも111、全日本選手権でもこの20年の間に史上最多の4度制覇(1992年、1999年、2004年、2013年)の戦績を残している、日本の女子プロ界が生んだ他の追随を許さぬ最高のプレイヤー。2023年はジャパンオープンで準優勝、北陸オープンで5位タイと後半戦に入りギアを上げてきている。