平口結貴は9位タイ、チームジャパンは予選突破ならず
男女オープン&チーム戦の3大会が進行中@プエルトリコ・サンファン
アメリカ領プエルトリコ・サンファンを舞台に開催されているWPA(世界プール協会)公認の3大会、『2023 PUERTO RICO OPEN』(プエルトリコオープン)と『2023 PUERTO RICO WOMEN’S OPEN』(プエルトリコ女子オープン)、『PREDATOR WPA WORLD TEAMS CHAMPIONSHIP』(世界チーム選手権)はいよいよ佳境に突入。
現地10日は、日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)から出場中の平口結貴がプエルトリコ女子オープンに、大井直幸、土方隼斗、平口の3名が予選リーグ突破をかけた運命のドイツ戦に臨んだ。
ベスト16入りをかけた、カナダのブリタニー・ブライアント戦に勝利
プエルトリコ女子オープンの平口結貴(FR:717)は、11日(土)3時からの敗者最終戦で、とカナダのブリタニー・ブライアント(FR:674)と対戦し、2-0(4-2、4-1)で勝利。シングルイリミネーションとなるベスト16に進出すると、引き続き行われた試合では、フィリピン女子トップ2の一角で、2009年、2013年の2度女子テンボール世界選手権を制しているルビレン・アミット(FR:754)と対決したが、残念ながら0-2(0-4、3-4)で敗れ、9位タイで大会を終えることとなった。
※FRはファーゴレート
ベスト16戦では、女子テンボール世界選手権を2度制しているルビレン・アミットと対戦
世界チーム選手権は、16チームの予選リーグの最終戦が11日10時から行われた。1勝1敗で予選通過の2位以内に入る可能性のあった日本は、ピア・フィラー(FR:691)、モリッツ・ノイハウゼン(FR:792)、ジョシュア・フィラー(FR:846)のドイツと対戦。
個人戦を終えている大井、土方はドイツ戦に全てをかけた
第1セット・女子シングルスの平口がピア・フィラーに0-4、第2セット・男子シングルスの土方(FR:798)が3-4でノイハウゼンに敗れたチームジャパンは、第3セット・ミックスダブルスで1セットを返したものの、第4セット・シングルスで大井(FR:815)がヨシュア・フィラーに0-4で敗れて予選リーグ最終成績は1勝2敗。1勝1敗で並んでいた同組のポルトガルがインドネシアに3-1で勝利したため、リーグ3位で予選敗退となった。
プエルトリコオープンの決勝は、ベスト16戦で土方を破ったコンラッド・ユスチシュン(左)とフィリピンのローランド・ガルシアの戦いとなった
なお、この日はプエルトリコオープンの決勝戦が行われ、フィリピンのローランド・ガルシア(FR:807)を2-0で下したポーランドのコンラッド・ユスチシュン(FR:791)が優勝を果たした。
6日間に渡る大会は現地11日にクライマックスを迎え、プエルトリコ女子オープンの準決勝から決勝まで、世界チーム選手権の準々決勝から決勝までが行われる。
【2023 PUERTO RICO OPEN(プエルトリコオープン)】
日程:11月7日〜10日(火〜金)
種目:テンボール
出場者:128名
フォーマット:4ラック2セット先取(1−1の場合シュートアウト)、ベスト32までダブルイリミネーション、以降はシングルイリミネーション
【2023 PUERTO RICO WOMEN’S OPEN(プエルトリコ女子オープン)】
日程:11月7日〜11日(火〜土)
種目:テンボール
出場者:64名
フォーマット:4ラック2セット先取(1−1の場合シュートアウト)、ベスト16までダブルイリミネーション、以降はシングル
【PREDATOR WPA WORLD TEAMS CHAMPIONSHIP(世界チーム選手権)】
日程:11月8日〜12日(水〜日)
種目:テンボール
出場:16ヵ国、16チーム
チーム編成:各国とも最低男子2名、女子1名、最高男子3名、女子2名。各ラウンドでプレーするのは3人のみ(男子2人、女子1人)
フォーマット:第1セット〜女子シングルス、第2セット〜男子シングルス、第3セット〜ミックスダブルス、第4セット〜シングルスで、全て4ラック先取。第5セット〜シュートアウト(第4セットまでで2-2の場合に行われる)。予選リーグ、ベスト8からシングルイリミネーション。
写真/森覺摩