優勝候補筆頭!? アロイシウス・ヤップが参戦!
【全日本選手権情報】ワールドトップのプレーを見逃すな!
前回2019年大会では9位タイだったヤップだが……
開幕まで2週間となった『寬仁親王杯 第56回全日本選手権国際オープン』。男子テンボールはWPA(世界プール協会)のランキング対象試合となっていることもあり、毎回海外からトッププレイヤーが参戦するが、すでにアジア勢を中心として多数の強豪がエントリーしている。
その中で今回最も注目なのが、シンガポールのエースとして近年ますます力を付け、国際トーナメントでブレイク中のアロイシウス・ヤップ。1996年生まれ、現在27歳のレフティは今年、主にMatchroom Poolが主催するWnt.(ワールドナインボールツアー)を主戦場にして、10月の『BATTLE OF THE BULL』でランキングイベント初優勝。この大会では、準決勝でアメリカのシェーン・バンボーニング、さらに決勝でフェダー・ゴーストを破るという文句なしのタイトル奪取だった。
さらに翌週のランキングイベント『The International Open 9-Ball』にも勝って、一気にワールドトップの仲間入りを果たしたヤップ。まさに絶好調の状態で参戦することになるが、全日本選手権については、2011年に15歳で初出場し、以降2013年から2019年まで欠かさずアルカイックホール・オクトで戦っている常連でもある。
これまでの最高成績は前回2017年大会の5位タイ。しかし、それから6年が経過した今、WPAランキング30位、Wnt.ランキング21位ながら、ファーゴレートは828で9位と、世界のトップ10に入る実力を持つまでになったヤップ。そのワールドスタンダードなプレーは、今大会の大きな注目ポイントの1つと言って間違いない。