大井直幸がベスト64進出、吉岡正登、浦岡隆志は敗者最終戦へ
Hanoi Open Pool Championship@ベトナム・ハノイ
10月10日(火)に開幕した『Matchroom Pool』が主催する『Wnt.』(ワールドナインボールツアー)のメジャーイベントとなる『Hanoi Open Pool Championship』がベトナム・ハノイを舞台に進行中だ。
『日本プロポケットビリヤード連盟』(JPBA)所属から参戦中の、大井直幸、吉岡正登、ジュリアン・セラディラ、浦岡隆志、鈴木謙吾、村松さくらの6名が、ベスト64進出をかけて大会3日目を戦った。
まずヨハン・チュアとの勝者最終戦となった大井は、序盤から2-5とリードされる展開だったが、そこから追いつき逆転すると、8-6として先にリーチ。ここからチュアも反撃し試合は8-8のヒルヒルにもつれこんだが、最終ラックを取った大井が勝者側からJPBA勢のベスト64進出一番乗りを果たした。
吉岡は前週同地で開催された『PERI 9-BALL OPEN』で優勝しているフェダー・ゴースト(アメリカ)との大一番に臨んだが、3-9で敗れて敗者側最終戦へ。ベスト64入りをかけたグオン・ドゥック・ティエン(ベトナム)との対戦が18時にスタートしている。
浦岡は同じく勝者最終戦で唐境霆(台湾)と対戦したが、序盤からリードを許す展開となり、2-4から一気に5連取を許して2-9で敗れて敗者最終戦に回る。敗者1回戦から3連勝で勝ち上がってきたデビッド・バラ(シンガポール)との対戦が現在進行中だ。
セラディラは11日のグエン・チエンとの敗者側2回戦に8-2で勝利して、12日は3回戦でフィリピンのベテランで世界での経験値も豊富なワレン・キアムコと対戦。試合は序盤からシーソーゲームとなり、一時は6-4とリードしたセラディラであったが、ここからキアムコに4連取され6-8で敗れ、ここで大会終了となった。
鈴木はベトナムのマイ・ファム・コン・バンに11日の敗者2回戦で勝ち、12日の敗者3回戦でも同じくベトナムのグエン・ホアン・ニャットを8-2で下して敗者最終戦に進出。大井がチュアに勝ったため、ベスト64進出への最後の相手はチュアに。鈴木が1点を先制したものの、ここからチュアが鈴木にポイントを与えることなく8-1でフィニッシュ。敗者側から3連勝と健闘したものの、最後は世界の壁に阻まれる形となった。
JPBA女子として唯一出場の村松は、11日にインドのプラナフ・プラボカーとの1回戦に8-5で勝ち、12日はベトナムのフア・カイン・フイとの2回戦にも8-0で勝利。3回戦は台湾のベテランで、今年久々にアジア選手権で上位入賞を果たしている呂輝展と対戦。序盤にリードを許した村松が3-3までカムバックしたが、ここから一気に呂に走られて3-7。ここから2点を返したものの、5-8で村松のハノイオープン挑戦は終了となった。