ジュリアン・セラディラが『GPE』初優勝! 公式戦2勝目!
東日本グランプリ第4戦@アロウズビリヤード(横浜・鶴見)
8月12日〜13日(土・日)、『アロウズビリヤード』(横浜・鶴見)を会場に『東日本グランプリ第4戦』(GPE4)が開催。ジュリアン・セラディラが公式戦2勝目、GPE初優勝を果たした。
ベストアマ賞:喜島安広
今回のフォーマットはナインボール・1オンフット・8ラック先取・交互ブレイク。そしてトライアングルラックが採用された。前節の第3戦でも木ラック(トライアングルラック)が用いられたが、テンボールフォーマット。アマチュアはナインボールフォーマットの大会が多いからなのか、今回は前回の1名より多い3名のアマ選手が決勝日に進出した。
KPBA・園山亮は初戦丸岡良輔戦で敗れたものの、若手有望株の村松勇志(フランネル)は初戦で田中雄馬を破り、続く丸岡との試合で敗れたが堂々のベスト8入り。アマチュアタイトルを総なめにしているNo.1プレイヤー・喜島安広(セスパ)はベスト16で鈴木清司を破り、ベスト8のジュリアン・セラディラ戦では先にリーチをかけるも追い付かれ、最終ラックをマスワリされて惜しくもベスト4入りならず。その喜島がベストアマ賞を受賞した。
3位タイ:丸岡良輔
3位タイ:土方隼斗
ベスト4には喜島を捲ったセラディラ、2人のアマチュアを破った開催店シードの丸岡。そして今季グランプリでは未だ無敗の土方隼斗、2戦連続で決勝進出を果たしている羅立文という面々。組み合わせはセラディラvs土方、羅vs丸岡。
セラディラvs土方の試合はフロックも味方に付け、流れを引き渡さなかったセラディラが8−1で快勝。土方に『GPE 2023』で初めて土を付けることになった。羅vs丸岡の試合は中盤の4−4まで競り合う展開だったが、ここから羅が3連取でリーチ。後がない丸岡は開催店の声援も味方に付け、土俵際の3連取でヒルヒルに追い付くも、ここで力尽き、羅が3戦連続の決勝戦進出。
準優勝:羅立文
優勝:ジュリアン・セラディラ
トライアングルラックでのブレイクは⑨が動くことが多い。決勝のセラディラvs羅はそれが顕著に表れる試合だった。試合開始直後の2ラックは、セラディラがキャノン、コンビで⑨を沈めて2点先行。6−4で迎えた第11ラックも、羅のブレイクノーインからセラディラが①の縦バンク、②ー⑨コンビを決めてリーチ。その後1点返されるも、第13ラック、②の厳しいセーフティで羅のファウルを誘い、残り球を取り切ってゲームボール。
左から、3位タイ:丸岡良輔、優勝:ジュリアン・セラディラ、準優勝:羅立文、3位タイ:土方隼斗
昨年プロ入りしたセラディラは、今年の開幕戦『関西オープン』でプロ初優勝を飾り、今回で早くも2勝目を挙げた。
次回『GPE5』は、10月14日〜15日(土・日)、埼玉・志木の『WIND』で開催予定だ。