船木翔太がプロ初優勝!
第72回全関東スリークッション選手権大会@Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-
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7月30日(日)、東京・新大久保の『Billiards KOBAYASHI -BRIGHT-』にて、『第72回全関東スリークッション選手権大会』が開催。JPBF若手の23歳、船木翔太がプロ初優勝を飾った。
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3位タイ:田中潤
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3位タイ:宮下崇生
試合は28名による30点シングルトーナメント。プロ19名、アマ9名が参戦したが、ベスト8の時点でプロのみに。そしてベスト4には昨大会優勝者で今年の『東京オープン』覇者・宮下崇生と、『全日本選手権』優勝者・梅田竜二、『JBS MONARCH CUP』優勝の田中潤という今年度タイトル獲得者3名と船木という顔ぶれ。船木は前回の公式戦『JBS MONARCH CUP』でもベスト4に入賞しており、その好調ぶりが窺える。
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準優勝:梅田竜二
準決勝の組み合わせは梅田vs宮下、船木vs田中。この両試合は似たような展開で、試合序盤に梅田、船木がまとまったランで好スタートを飾り、そのリードを保持しながら逃げ切る形で決勝に。
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優勝:船木翔太
船木、梅田ともにハイペースで点を取り合う決勝戦だったが、終盤に船木がこの試合ハイランの8点ランを出したことで一気に抜け出し、3モア。梅田に反撃の間を与えず残り3点を取り、見事プロ初優勝を飾った。スコアは30−22(15イニング)。この15イニングは船木が1回戦で記録した界敦康戦(30−9・15イニング)に並び、大会ベストゲーム。記録も持って行く優勝だった。
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試合後には涙を見せた船木。「ホッとしたというのが一番です。まだまだ巡り合わせに恵まれた展開も多かったです」と感極まりながらも冷静に振り返る。
次回のJPBF公式戦は、8月11日(金祝)の『GLANZ戦』、8月20日(日)の『NIKKA5 OPEN』と続く。今季のJPBF公式戦は複数のタイトル獲得者がなく、船木という若手も台頭し、より一層混戦模様と化してきた。次回も要注目の試合となりそうだ。
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後列左から、5位タイ:清田篤史、小野寺健容、竹島欧、萩原孝昌
前列左から、3位タイ:田中潤、準優勝:梅田竜二、優勝:船木翔太、3位タイ:宮下崇生