男子202名、女子64名で開幕!
東海グランプリ&東海レディースグランプリ@名古屋
本日の決勝会場となっている『マーシー』
7月15日(土)、名古屋市内で『東海グランプリ』の予選が開催された。男子は第28回を数え、女子の『東海レディースグランプリ』は第23回となる。今年はコロナ明けで人の移動が増えたことも影響したのか、昨年よりも男女合わせて50名以上エントリーが増え、男子202名、女子64名での開催となった。
これに伴いフォーマットも変更され、男子はベスト128、女子はベスト32からシングルとなった。7会場での予選開催となった男子はテンボールの予選7ラック先取、シングルは8先。女子はナインボールの予選6先、シングル7先だ。この予選で男子がベスト16、女子がベスト8まで絞られる。
女子予選会場となった『オークランド春日井』
例年通り「オークランド春日井」でおこなわれた女子の予選は波乱含みの展開となった。まず、ランキング2位の平口結貴と9位の曽根恭子がアメリカで開催されている『WPBA Soaring Eagle Masters』参戦の為に不参加(注)。
熾烈なランキング争いを繰り広げる上位勢としては平口のいない間に差を広げておきたいところだったが、1位の河原千尋は佐原弘子に、3位の栗林美幸は奥田玲生に、4位の久保田知子は土師理恵子にそれぞれベスト32で敗れてしまう。2連覇を狙う青木知枝はベスト16で松本みどりに先にリーチをかけられたものの、最後は渾身のマスワリで勝ち残り。
青木知枝
ベスト8に残ったランキング最上位は5位の小西さみあ。小西もベスト16で地元の高木まき子にヒルヒルまで持って行かれたが、なんとか振り切った。また、6月にプロテストに合格した若江梨々花がプロデビュー。敗者最終では先にリーチをかけたが、中村こずえに捲られ、33位タイで初戦を終えている。
若江梨々花
男子も波乱多き予選となった。まず、連覇を目指した栗林達がアマチュアに2敗してベスト32に進めず。4組ベスト32は栗林に勝ったアマチュア対決になり、オークランド春日井所属の大野周吾朗が唯一のアマ決勝日残りとなった。また、トップシードの羅立文もベスト32で松川慎之介に屈してしまうなど、各会場でシード勢が苦戦した。
大野周吾朗
ランキング下位ながら注目されたのは、先月『Spanishオープン』と『World Cup of Pool』で海外を転戦していた大井直幸と吉岡正登。二人とも国内戦の欠場が多くランキングを落としていたが、大井は6組のベスト32で第1シードの内垣建一に勝って決勝日残り。吉岡正登も15組からベスト16進出を果たした。4月の関東オープン以来の国内参戦となった大井、もし勝てば2018年以来の大会5勝目となる。
大井直幸
吉岡正登
決勝シングルは朝10時から太白区の『マーシー』でスタート。シングル4回転なので、日暮れまでには結果が出ていることだろう。ちなみに昨年から2年連続で決勝日に残ったのは男子で6名、女子ではわずか2名のみ。名古屋では明日から最高気温が39度にも達するという予報が出ているが、今日16日の段階で外は既にかなりの暑さ。初夏の全国オープンG2戦。9月のジャパンオープンに向けて好調をアピールするのは果たして誰だろうか。
(注)結果は二人とも9位タイ。