梅田竜二が2年連続5度目の『全日本』優勝!
寬仁親王杯第80回全日本スリークッション選手権大会@霞が関プラザホール
4月8日〜11日(土ー火)の4日間、『霞が関プラザホール』(東京・霞が関)にて『第80回全日本スリークッション選手権大会』が開催され、梅田竜二が大会連覇&5度目の全日本制覇を達成した。
3名×16組の予選リーグ(30点)で各組上位2名(32名)が決勝トーナメントに出場。決勝トーナメントはベスト32が35点ゲーム、以降40点ゲームで優勝者が決定するフォーマット。今大会より、UMBの世界基準に合わせて決勝トーナメントでの裏撞きはなく、規定得点に達した選手が勝利。
5位タイ:板井篤信(関西・北陸3位)
5位タイ:下川晃義(関西・北陸1位)
大会最終日は決勝トーナメント、ベスト8からのスタート。特筆すべきは8人中3人(中村聡一、下川晃義、板井篤信)がアマチュア選手だったこと。それも前日最終のベスト16で、下川晃義は優勝候補の一角だったJPBFランキングMVPの宮下崇生、板井篤信は船木耕司を破ってのベスト8入りだ。下川は一昨年の『全日本アマチュアスリークッション選手権』優勝、板井は昨年の全日本でも表彰台に上がっており、実績も十分。
ベスト8では下川は中村聡一に、板井は梅田に敗れたが、2人は関西の選手でもあり、今後の関西スリークッションを牽引する存在となりそうだ。この他のベスト8、新井達雄vs界敦康は新井、島田暁夫vs小野寺健容は島田が勝利。
3位タイ:中村聡一(関東13位)
ベストアマの成績を収めたのは中村聡一。全日本の関東予選を突破できたのは今回が初で、予選リーグを2位通過後、阿部浩二、下川とアマチュアながらトップ選手を破ってベスト4に進出。準決勝では島田暁夫に敗れたものの、初出場3位は他に類を見ない活躍だった。
3位タイ:新井達雄
準決勝では優勝回数4回でディフェンディングチャンピオンの梅田、優勝回数6回を誇る新井のトップ選手が激突。逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームを梅田が40−38で制し、防衛がかかる決勝戦に進出。一方の山からは島田が中村を40−31で破って決勝に進出した。
梅田vs島田。王座防衛がかかる梅田はもちろんだが、島田にも自身が持つ「全日本最年長優勝」の記録更新がかかる試合だった。島田が前回優勝したのは2016年「第73回大会」で、当時63歳。今大会は7年更新の70歳での優勝がかかっていた。
準優勝:島田暁夫
優勝:梅田竜二
しかし、この試合は序盤で好スタートを切った梅田が終始主導権を握った展開となる。試合序盤で梅田が2点、9点、5点ランを決めて3イニングで16−1。その後も攻撃の手を緩めることなく40−9(19イニング)で勝利を収めた。この19イニングは昨年同様、大会ベストイニングゲームを更新。ベストハイランも梅田が予選リーグで記録した11点が最高(昨大会は決勝戦で23イニング、ハイラン13で大会ベストゲーム、ベストハイランを更新していた)で、2年連続記録総取りの優勝となった。