『PLP』優勝はFSR! 大井直幸は3位!
Premier League Pool(プレミアリーグプール)
3月6日~13日(月ー月)の8日間の日程で開催されたナインボールリーグイベント『Premier League Pool(プレミアリーグプール・PLP)』。主催は『Matchroom Pool(マッチルームプール)』、会場はイギリス・レスターの『モーニングサイドアリーナ』。優勝はFSRことフランシスコ・サンチェスルイス(スペイン)。日本から出場した大井直幸はプレーオフ進出を決めるも、3位で大会を終えた。
16名のプレイヤーによる総当たり戦・一次リーグを5日間行い、成績下位6名が脱落。残り10名のプレイヤーによる2日間の二次リーグでさらに4名が脱落し、6名を選出。大会最終日の8日目、6名による三次リーグでプレーオフ進出者4名を決定し、4名による決勝トーナメントで優勝者が決定。
リーグ戦全ゲームがナインボール5ラック先取。リーグ戦の成績は、ゲーム勝利数が勝ち点となり、勝ち点が並んだ場合、得失点差で順位が決定(得点差を付けて勝利した方が成績優位に動く)。各リーグ戦結果は、引き継いだ形で次リーグに移行する。得失点差も同じだった場合、そのプレイヤー同士の直接対決の勝敗が順位に反映される。
3位タイ:大井直幸
一次リーグ終了時点では、サンジン・フェリバノビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)が首位。次いで大井、サンチェスルイスという並びだった。
6名減らし、10名で行われた二次リーグでは、サンチェスルイスが首位に浮上。一次リーグで4位だったジェイソン・ショウ(スコットランド)が2位。3位フェリバノビッチ、4位大井という順位で最終日を迎えた。
大会最終日、6名で行われた三次リーグ。サンチェスルイスが22勝7敗で単独首位、次いで18勝11敗でショウが2位。フェリバノビッチ、大井、アレックス・パグラヤン(カナダ)の3名が17勝12敗で並び、得失点差でフェリバノビッチが3位、大井が4位でプレーオフに進出した。
サンチェスルイスvs大井、ショウvsフェリバノビッチの組み合わせで行われた準決勝(7ラック先取)。大井は今大会で3度敗れているサンチェスルイスに対して、4度目の正直とはならず3−7で敗戦。自身最高位の3位で大会を終えた。一方の準決勝はショウが7−4で勝利。リーグ戦結果の1位vs2位の決勝戦に。
準優勝:ジェイソン・ショウ
決勝戦、4−3まではショウがリードする形だったが、ショウのショットミスを機にサンチェスルイスが並ぶと、そこからは独壇場。ショウにも好機は巡っていたが、活かすことができなかった。結果、7−4で優勝を飾ったサンチェスルイス。昨年のワールドナインボールランキング1位から、今年は『ナインボール世界選手権』優勝、『テンボール世界選手権』準優勝、そして今大会と、今年も既にめざましい活躍を見せている。
優勝:フランシスコ・サンチェスルイス
そして、今大会は順位の入れ替わりこそあったが、一次リーグ終了時点の上位4名は動かずプレーオフまで進むこととなった。この変則的なリーグ戦では、最も試合数が多い一次リーグで勝ち点を獲得することがその後のゲームメイキングにも影響を与えた大会だった。