ヴィクター・ジーリンスキが連覇!
内垣、北谷、赤狩山が33位タイで大会終了。女子はベスト4が出揃う!
2月22日〜26日(水ー日)の期間、アメリカ・ラスベガスにて『PREDATOR PRO BILLIARD SERIES』の『ラスベガスオープン』が開催され、ヴィクター・ジーリンスキ(ポーランド)が昨年に続き2連覇を達成した。
ラスベガスオープンには192名の選手が参戦。64名に絞るダブルイリミネーションのステージ1から、シングルイリミネーションで優勝者を決めるステージ2で争われ、ウーマンズオープンには64名を16名に絞るダブル(ステージ1)、以降シングル(ステージ2)で争われた。
ステージ1は、これまでのPREDATOR PRO BILLIARD SERIESのフォーマット、テンボール・4ラック・2セット勝負(セットカウント1−1の場合はシュートアウト)をそのまま採用。ステージ2では新フォーマットが採用され、セットカウント1−1になった場合はセット数を延長。第3セットのスコアが3−3までもつれた場合、シュートアウトに以降する。
優勝したジーリンスキは、勝者側から決勝トーナメントに進出後、ベスト64からセットを落とすことなくベスト16まで勝ち進む。ベスト16ではデビッド・アルケイド(スペイン)に延長の末勝利、準決勝ではドン・クォックホアン(ベトナム)に延長後のシュートアウト戦で勝利して決勝に勝ち進むと、サンジン・ペリファノビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)に4−3、4−1のストレートで大会連覇を決めた。
なお、日本からは内垣建一、大井直幸、北谷好宏、栗林達、竹中寛、赤狩山幸男の6名が出場し、竹中は急遽大会を欠場。栗林は敗者2回戦で敗退。内垣、大井、北谷、赤狩山の4名は敗者最終まで進み、大井を除く3名が決勝トーナメントに進出。しかし、内垣はアレックス・カザキス(ギリシャ)、北谷は柯秉逸(台湾)に0−2で敗退。赤狩山はアルケイドとの対戦でシュートアウト戦までもつれるも、1−2(3−4、4−2、6−7)で惜しくも敗れた。日本選手最高位はこの3名の33位タイ。
【ラスベガスオープン】
●内垣建一
1回戦:1-2(2-4、4-0、S.O.3-4)/ダニエル・グッテンバーガー(オーストリア)
敗者2回戦:2−1(4-1、1-4、4-1)/タラル・アブドラ・シャヒーン(UAE)
敗者3回戦:2−0(4−1、4−2)/ダニー・オルソン
敗者最終:2−1(4−3、2−4、1−0)/クリス・ラインホールド(アメリカ)
ベスト64:0−2(1−4、2−4)/アレックス・カザキス(ギリシャ)
●大井直幸
勝者2回戦:0-2(1-4、0-4)/ ロー・ホーサム(香港)
敗者2回戦:2−0(4-0、4-2)/ジェロニモ・モラレス(アメリカ)
敗者3回戦:2−0(4−0、4−1)/ティム・トンジャム(アメリカ)
敗者最終:2−1(4−2、2−4、3−4)/カン・リー(アメリカ)
●北谷好宏
1回戦:2-1(4-2、1-4、S.O.3-1)/ホ・ジュン・クォン(韓国)
勝者2回戦:2-1(1-4、4-2、S.O.6-5)/デニス・グレイブ(エストニア)
勝者最終:1−2(1-4、4-3、4-5)/エバン・ランダ(アメリカ)
敗者最終:2−1(2−4、4−3、4−2)/エリック・ロバーツ(アメリカ)
ベスト64:0−2(1−4、1−4)/柯秉逸(台湾)
●赤狩山幸男
2回戦:2-1(2-4、4-2、4-2)/マルコ・トーチャー(オランダ)
勝者最終:0−2(2-4・1-4)/ピジャス・ラブティス(リトアニア)
敗者最終:2−1(4−2、0−4、4−3)/デズモンド・ゴー(シンガポール)
ベスト64:1−2(3−4、4−2、6−7)/デビッド・アルケイド(スペイン)
●栗林達
1回戦:2-0(4-1、4-0)/リッチ・ムーン(アメリカ)
勝者2回戦:0-2(3-4、2-4)/ヴォイチェフ・シェブチック(ポーランド)
敗者2回戦:1−2(2-4・4-2・3-5)/マット・クラー(アメリカ)
●竹中寛
欠場
ラスベガスオープンに並行し、24日~27日(金ー月)には『ラスベガスウーマンズオープン』が併催。日本からは村松さくらが出場し、予選のダブルイリミネーションを通過することはできなかった。大会は現在ベスト4が出揃い、ソ・ソア(韓国)vsシルヴィアナ・ルー(インドネシア)、メンシア・ハン(オーストラリア)vsクリスティーナ・ズラテバ(ブルガリア)の対決を控えている。
【ウーマンズオープン】
●村松さくら
1回戦:2−0(4−1、4−1)/プリシラ・キンズリー(アメリカ)
勝者2回戦:1−2(2−4、4−3、2−4)/王婉菱(台湾)
敗者2回戦:2−0(4−1、4−2)/スー・オア(アメリカ)
敗者3回戦:1−2(3−4、4−2、2−3)/キム・ボゴン(韓国)