土方隼斗が『GPE』開幕優勝!
東日本グランプリ第1戦@Link西川口
2月18日〜19日(土・日)、埼玉県川口市の『Link西川口』にて『東日本グランプリ(GPE)』の2023年開幕戦が開催。右足の捻挫を押して出場した土方隼斗が、足を引きずりながらも優勝を果たした。
会場『Link西川口』
⑨オンフットのブレイク
今大会の特徴は、⑨をフットスポットに置いてラックを組む⑨オンフットが採用されたこと。選手達のさまざまなブレイク対応が見所の1つとなった。
決勝日の19日、ベスト16にはアマチュア選手の通過者はなく、全員がJPBAプロの戦い。トピックを挙げておくと、第55期生として2021年に入会した同期の2人、木本忠臣、羽生氏郷が揃って初決勝日進出を果たした。その初戦、木本は土方、羽生は赤狩山幸男とこの日ファイナルを争う2人の前に沈み、9位タイで大会を終えた。
GPE4連覇を目指し、『CUE’S CUP JAPAN POOL CHAMPIONSHIP』のユニホームを着て臨んだ羅立文(5位タイ)
そして昨年GPE第4戦〜第6戦で3連勝を果たし、GPEランキング、JPBAランキングともに1位を獲得。1月に行われた『CUE’S CUP JAPAN POOL CHAMPIONSHIP』のユニホームを着て臨んだ羅立文だったが、ベスト16で小原洋平に勝利後のベスト8で赤狩山幸男にヒルヒル負けを喫し、5位タイ。GPE4連覇とはならなかった。
3位タイ:青木亮二
ベスト4には土方、赤狩山の他、青木亮二、照屋勝司が勝ち進む。組み合わせは土方vs青木、赤狩山vs照屋。
土方が右足を負傷したのが大会数日前とのこと。つまり前日の予選も足を引きずりながらプレーを続けていたことになるが、準決勝の時点で大会6試合目(この日3試合目)。それでも疲労の色を見せることなく、シュート力は健在。青木を8−5で下し、決勝進出を果たした。
3位タイ:照屋勝司
ベスト8で赤狩山は羅に、照屋は高野智央に8−7のヒルヒル勝利を挙げた両者の対決は、赤狩山に軍配。序盤の相手のミスを機にリードを得ると、その後も得点を重ねて決勝に進出。
準優勝:赤狩山幸男
決勝戦序盤は土方のペース。中盤に5−4まで追い上げに遭うも、追い付かれることなく残り3ラックを連取。最終ラックは相手に撞かせることなくマスワリフィニッシュだ。
優勝:土方隼斗
試合後、「捻挫をしてしまって出場していいものか悩んだんですけど、ここまで来たなら……という思いで臨んだのが良い結果に繋がったと思います。来月(GPE2・POOL LABO戦)はもう少し良い状態をお見せできると思います」とコメント。
左から3位タイ:照屋勝司、準優勝:赤狩山幸男、優勝:土方隼斗、3位タイ:青木亮二
『CUE’S CUP JAPAN POOL CHAMPIONSHIP』の第2回開催の点で見ると、第1回大会優勝者の土方が今回の優勝でまた一歩リードということになる。次回の『GPE』は、3月25日〜26日(土・日)、『POOL LABO』で開催だ。
2月28日(火)から開催される『テンボール世界選手権』への渡航に向け、東京に滞在していた北谷好宏(西日本ブロック所属)が解説として参加した