新井達雄が優勝! 年間MVPは宮下崇生!
第33回全日本プロスリークッション選手権大会ADAM JAPAN杯@New Bunka
11月26日〜27日(土・日)、JPBFの2022年シーズン最終戦『第33回全日本プロスリークッション選手権大会ADAM JAPAN杯』が東京・奥沢の『ビリヤードニュー文化』で開催。2022年度シーズンの有終の美を飾ったのは新井達雄だった。
本大会はトーナメント形式ではなく、9名による40点リーグ戦の戦績で優勝者が決定。出場者は、前回優勝者シードの宮下崇生、ランキングシードの船木耕司、梅田竜二。この他、予選を勝ち抜いた小野寺健容、新井達雄、米山聡、森陽一郎、島田暁夫、初の決勝日進出を果たした神原正嵩が出場。
27日の決勝日を迎えた時点でトップに立っていたのは新井。3勝2分の負けなしで前半を折り返した。しかし、米山聡との試合に敗れたことで、最終回転開始前の時点で新井が4勝1敗2分、梅田竜二、森陽一郎が5勝2敗。3名が勝ち点上で並んで最後までわからない展開に。
最終回転の対戦カードは「新井vs梅田」、「森vs米山」。森が負けた場合、新井vs梅田の勝者が優勝。森が勝利した場合、新井vs梅田の勝者とアベレージ勝負という状況だ。この3名のアベレージは新井がトップを走っていたため、「アベレージ上では新井が優位か」、という状況で最終回転が開戦。
森vs米山は40−29で森が勝利。これで新井vs梅田の勝者とアベレージ勝負に。新井vs梅田の最終決戦は、序盤から新井がランを重ねて先行。途中梅田に追い付かれるも、さらにギアを上げて得点を重ねて引き離し、終わってみれば40−29(21キュー)のハイアベレージで勝利。このゲームは宮下が船木戦で出したベストゲーム「20キュー」に次ぐ大会2番目のゲームとなった。
アベレージは、最終戦でさらに数字を伸ばした新井が1.373、森が1.253。ここで新井の優勝が決定した。
優勝:新井達雄
2位:森陽一郎
3位:宮下崇生
4位:梅田竜二
5位:船木耕司
6位:米山聡
7位:小野寺健容
8位:神原正嵩
9位:島田暁夫
JPBF年間MVP:宮下崇生
この大会を以て2022年ランキングMVPも確定。公式戦4勝の宮下が2020年度以来のMVP獲得となった。以下、2位は今年初開催だった『NIKKA5 OPEN』優勝の船木、『全日本選手権』優勝の梅田が3位、今大会優勝の新井が4位に着け、2022年シーズンを終えた。来年の2023シーズンは、2月に開催予定の『東京オープン』から開幕となる。